第302話 お盆休み明けに仕事へ行けない方へ|朝動けない・遅刻や欠勤が始まったとき|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第302話 お盆休み明けに仕事へ行けない方へ|朝動けない・遅刻や欠勤が始まったとき

第302話 お盆休み明けに仕事へ行けない方へ|朝動けない・遅刻や欠勤が始まったとき|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年5月09日

お盆休みが終わった朝。

目覚ましは聞こえている。

今日から仕事だということも分かっている。

でも、身体が動かない。

何とか起きる。

着替える。

仕事へ行く準備もする。

それなのに、玄関で足が止まる。

時計だけが進んでいく。

会社に、

「体調が悪いので、今日は休みます」

と連絡する。

一日休めば、明日は行ける。

そう思う。

ところが、翌朝も同じことが起きる。

ここまでくると、

「お盆休み明けだから、少し仕事が嫌なだけ」

とは分けて考えた方がよいことがあります。

診察室で私が見たいのは、

「仕事が嫌かどうか」

だけではありません。

以前できていた何が、今できなくなっているのか。

そこです。

「行きたくない」は気持ちの言葉。「行けない」は機能の言葉です

仕事へ行きたくない。

そう思う日は誰にでもあります。

それでも、

起きる。

着替える。

家を出る。

電車に乗る。

会社へ着く。

仕事をする。

という一連の行動はできている。

一方で、

行かなければと思っているのに起きられない。

着替えても家から出られない。

駅まで行ったのに引き返す。

遅刻や欠勤が増えている。

この場合は、気持ちだけでなく、行動する力にも変化が出ていないかを見ます。

「行きたくない」は気持ちの言葉。

「行けない」は機能の言葉です。

私は、この二つを分けて考えます。

休んだから悪くなったのではなく、休んで初めて無理に気づくことがあります

休み前までは、何とか働いていた。

朝はつらかったけれど行っていた。

眠れなくても翌朝には起きていた。

帰宅すると動けなかったけれど、翌日にはまた出勤していた。

忙しく動き続けていると、

自分がどのくらい疲れているのか分からなくなることがあります。

そして、お盆休み。

仕事から離れる。

少し眠る。

少し楽になる。

そこで初めて、

「自分はかなり無理をしていたのかもしれない」

と気づく。

そして仕事へ戻ろうとしたとき、身体が動かない。

この場合、

休んだから弱くなった

とは限りません。

休みで悪くなったのではなく、休みで隠れていた無理が見えた。

私は、そのような経過も考えます。

診察室では「何日休んだか」より、「どこからできなくなったか」を見ます

「2日欠勤しました」

それも大切な情報です。

でも、それだけでは今の状態は分かりません。

私は、

朝起きられるか。

着替えられるか。

家から出られるか。

駅までは行けるか。

電車に乗れるか。

職場に入れるか。

仕事を始められるか。

帰宅したあと、食事や入浴ができるか。

という流れを見ます。

働ける。

働けない。

その二択だけではありません。

どこまではできて、どこからできなくなったのか。

機能が崩れた場所を見る。

そこに、今の状態を考えるヒントがあります。

会社だけではなく、家での生活も見ます

仕事には行けない。

でも家では普通に過ごせる。

という場合もあります。

一方で、

食事も取れなくなった。

入浴も面倒になった。

横になっている時間が増えた。

何もする気にならない。

夜も眠れない。

という変化まで出ていることもあります。

この違いは大切です。

私は、

「会社へ行けましたか」

だけでなく、

「家ではどうですか」

も確認します。

仕事の機能と、生活の機能。

両方を見る必要があります。

病名を自分で当てる必要はありません

お盆休み明けに仕事へ行けなくなると、

「適応障害でしょうか」

「うつでしょうか」

と検索する方もいます。

ただ、受診前に診断名を決める必要はありません。

それより、

休み前はどのように働いていたのか。

休み中はどうだったのか。

仕事再開が近づいてからどう変わったのか。

欠勤したのか。

眠れているのか。

家ではどう過ごしているのか。

そうした経過の方が診療には役立ちます。

病名より先に、

何が変わったのかを見る。

私はそこから考えます。

休職するかどうかは、診察の前に決めなくて構いません

仕事へ行けなくなると、

「もう休職するしかない」

と思うことがあります。

逆に、

「休職だけはしたくない」

と無理を続ける方もいます。

どちらかを先に決める必要はありません。

眠れているか。

欠勤は続いているか。

仕事中の集中力はどうだったか。

家での生活は保てているか。

こうしたことを確認して、

今の状態で仕事を続けられるのか。

休養を考えた方がよいのか。

を整理します。

休職という結論を決めてから受診する必要はありません。

今日行けなかったことと、この会社を辞めることは別の問題です

朝、会社へ行けなかった。

欠勤してしまった。

すると、

「もう会社には戻れない」

「辞めるしかない」

と一気に考えてしまうことがあります。

でも、

今日会社へ行けなかったことと、

この会社を辞めることは、

同じ問題ではありません。

まず今日の状態を整える。

眠る。

食べる。

起きる。

少し考えられるようになる。

そのあとで仕事について考える。

体調が悪いときほど、決める順番を戻した方がよいことがあります。

お盆休み明けから仕事へ行けなくなった方へ

「休み前までは何とか働いていた」

「お盆明けから朝動けなくなった」

「遅刻や欠勤が始まった」

「このまま働き続けられるのか分からない」

診断名や結論まで決めなくて構いません。

当院は完全予約制です。

ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。

お盆休み明けから、何ができなくなったのか。

そのままWEB問診に書いてください。

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