2026年3月08日
「今日は疲れているから、すぐ眠れるはず」
そう思って布団に入ったのに、
なぜか眠れない。
身体はぐったりしているのに、
頭だけが冴えてしまう。
・仕事で言われた一言を思い出す
・明日の予定を考えてしまう
・なぜか心拍が少し速い
気づけば深夜。
このような
「疲れているのに眠れない」
「仕事のストレスで寝付きが悪い」
という状態は、心療内科ではとても多く見られます。
実はこれは、珍しいことではありません。
疲れているのに眠れない原因
仕事ストレスと脳の覚醒
多くの人は
「疲れれば眠れる」
と思っています。
しかし実際には、
疲労=眠れる状態
とは限りません。
特に仕事のストレスが強い場合、
脳は「休息モード」に切り替わらず、
覚醒状態
が続いてしまうことがあります。
これは
自律神経のバランスの問題です。
本来、夜になると
副交感神経(リラックスの神経)
が優位になります。
しかし仕事のストレスが続くと
交感神経(緊張の神経)
が夜まで働き続けてしまいます。
すると、
・心拍が速い
・呼吸が浅い
・思考が止まらない
という状態になります。
つまり
身体は疲れていても
脳はまだ仕事をしている状態
なのです。
「仕事ストレスによる不眠」が起きやすい人
このタイプの不眠は
特定の性格の方に多く見られます。
例えば
・責任感が強い
・仕事を真面目に考える
・ミスを引きずりやすい
・人に気を使う
こうした方は
身体は帰宅していても
脳が職場モードのまま
になりやすい傾向があります。
その結果
疲れているのに眠れない
という状態が起きやすくなります。
「疲れているのに眠れない」が続くと起きること
最初は
「少し寝付きが悪いだけ」
に見えるかもしれません。
しかし続くと
・朝の動悸
・出勤前の不安
・集中力低下
・休日も疲れが取れない
といった状態につながることがあります。
特に多いのが
日曜の夜だけ眠れない
というケースです。
これは
月曜日への予期不安
が影響していることがあります。
仕事ストレスで眠れないときの対処法
ストレスによる不眠は
生活の整え方だけで改善することもあります。
ここでは比較的実践しやすい方法を紹介します。
① 帰宅後すぐに寝ない
仕事モードから脳を切り替える時間が必要です。
帰宅後すぐに布団に入ると
脳がまだ覚醒状態のままです。
30〜60分ほど
・入浴
・軽いストレッチ
・音楽
など
リラックス時間を作ることが大切です。
② 夜の光を弱くする
スマートフォンや
強い照明は
脳を覚醒させる光
です。
特にブルーライトは
睡眠ホルモン(メラトニン)を抑制します。
寝る前は
・照明を少し落とす
・スマホを見る時間を減らす
だけでも
睡眠の入りが改善することがあります。
③ 頭の中を書き出す
仕事の不安は
頭の中にあると
脳は
「忘れてはいけない」
と判断します。
紙に書くことで
脳は
「覚えている」
と認識し
安心して休みやすくなります。
④ 寝ようと頑張りすぎない
眠れないときに
「早く寝なければ」
と焦ると
交感神経がさらに高まります。
その場合は
一度布団から出て
・軽く本を読む
・落ち着く音楽を聞く
などして
眠気が出るのを待つ方法もあります。
それでも眠れないとき
もし
・疲れているのに眠れない状態が続く
・出勤前に動悸が出る
・日曜の夜が特につらい
このような場合
自律神経のバランスが崩れている
可能性があります。
睡眠リズムの調整や
必要に応じて
最小限の薬のサポート
で整うケースも多くあります。
特に
「まだ働けている段階」
で相談される方は
比較的早く整うことが少なくありません。
「まだ大丈夫」と思っている方へ
心療内科を受診される方の多くが
「もっと早く相談すればよかった」
と話されます。
眠れない状態が続くと
・不安
・集中力低下
・体調不良
などが
徐々に重なっていきます。
しかし
早い段階で整えると回復は早い
ことが多いです。
西武池袋線保谷駅北口階段前
仕事を続けながら
睡眠と自律神経を整える相談を行っています。
「まだ働けているけれど少しつらい」
その段階で整えることが
回復を早くすることもあります。
保谷駅前こころのクリニック
