第244話【仕事はできているのに、眠れないのはなぜ?】― 睡眠障害の初期サインと整え方 |保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第244話【仕事はできているのに、眠れないのはなぜ?】― 睡眠障害の初期サインと整え方 

第244話【仕事はできているのに、眠れないのはなぜ?】― 睡眠障害の初期サインと整え方 |保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年3月24日

仕事はできているのに眠れない方へ。寝つきが悪い・中途覚醒・疲労感など、睡眠障害の初期サインと整え方を精神科医が解説。保谷・西東京市・大泉学園で通いやすい心療内科

仕事には行けている。

日中も、なんとかやれている。

それでも――

夜になると、眠れない。

・布団に入っても寝つけない

・夜中に何度も目が覚める

・朝起きても疲れが取れていない

・休日でも回復しない

「まだ働けているから大丈夫」

そう思いながら、無理を続けていませんか。

実際の外来では、

まだ動けている段階の不調として、

このような睡眠の悩みが多く見られます。

そしてこの段階は、

悪化する前に整えやすいタイミングでもあります。

■ 睡眠障害は「重症になる前から始まっている」

睡眠障害というと、

・何日も眠れない

・日常生活が破綻している

といった状態を思い浮かべるかもしれません。

しかし実際には、

・仕事は続けられている

・周囲には気づかれていない

・自分の中だけでつらい

このような状態が、

すでに睡眠障害の入口になっていることが少なくありません。

いわば、

「壊れてはいないが、整ってもいない状態」

です。

■ なぜ「疲れているのに眠れない」のか

「疲れているのに眠れない」

この矛盾には、理由があります。

① 脳だけが覚醒している

身体は疲れているのに、

頭の中だけが動き続けている状態です。

・今日の出来事を思い返す

・言われた一言が気になる

・明日の予定を考える

こうした状態では、

脳は「まだ活動中」と判断し、眠りに入りにくくなります。

② 交感神経が下がりきらない

人は夜になると、

リラックスする神経(副交感神経)が優位になります。

しかし、

・仕事の緊張

・人間関係のストレス

・スマートフォンの刺激

が続くと、

交感神経が高いままになります。

その結果、

身体が眠るモードに切り替わらない状態になります。

③ 夜は不安が増えやすい時間帯

夜は静かで刺激が少ないため、

自分の内側に意識が向きやすくなります。

すると、

・過去の後悔

・人間関係の不安

・将来への心配

が浮かびやすくなります。

これは異常ではなく、

脳の自然な働きです。

■ この状態を放置するとどうなるか

最初は「眠れないだけ」だったものが、

・朝のだるさが抜けない

・集中力が落ちる

・イライラしやすくなる

・動悸や息苦しさが出る

といった形で広がっていきます。

さらに進むと、

・仕事のパフォーマンス低下

・ミスが増える

・出勤前の不安が強くなる

など、

日中にも影響が出始めます。

つまり、

睡眠の問題は夜だけの問題ではないということです。

■ よくある誤解

「そのうち眠れるようになる」

→ 放置すると、むしろ悪循環になることが多いです

「疲れれば自然に寝られる」

→ 疲労が強すぎると、脳は逆に興奮状態になります

「睡眠薬は依存が怖い」

→ 現在は、

自然な眠気に近い作用の薬もあり、

状態に応じて使い分けが可能です

■ 自分でできる整え方3つ

すべてを完璧にやる必要はありません。

まずは、次の3つだけで十分です。

① 夜に結論を出さない

夜は不安が強くなりやすく、

思考も偏りやすい時間帯です。

大切な判断は、

翌日の昼間に回すことが基本です。

② スマホは「刺激」になると理解する

スマホは便利ですが、

脳にとっては強い刺激です。

特に、

・SNS

・ニュース

・仕事関連の情報

は覚醒を維持させます。

寝る前は、

情報を入れない時間をつくることが重要です。

③ 「眠れなくても横になる」

眠ろうと頑張るほど、

脳は緊張してしまいます。

「眠れなくてもいい」

と考えて横になるだけでも、

回復には意味があります。

■ 受診を検討する目安

次のような状態があれば、

一度相談を検討してもよいタイミングです。

・2週間以上、睡眠の問題が続いている

・日中のパフォーマンスが落ちている

・不安や動悸が出てきている

・眠ること自体がストレスになっている

この段階で整えることで、

長期化を防ぐことができます。

■ 睡眠は「通いやすさ」で変わる

睡眠の問題は、

1回の診察で終わるものではありません。

だからこそ、

・仕事帰りに通える

・日曜に受診できる

・待ち時間が少ない

といった環境が、

そのまま治療の継続性につながります。

通いやすさは、治療の一部です。

■ 当院での睡眠障害への対応

当院では、

・現在の睡眠状態の整理

・生活リズムの現実的な調整

・必要に応じた薬物療法

を組み合わせて、

無理のない形で整えていきます。

「強い治療」ではなく、

続けられる調整を重視しています。

■ まとめ

眠れない状態は、

重症になる前のほうが整えやすいものです。

・まだ働けている

・でも、少しつらい

その段階で整えることが、

長く安定するためのポイントになります。

■ 受診をご検討の方へ

保谷駅前こころのクリニックでは、

完全予約制で診療を行っています。

・仕事帰りに通いたい方

・日曜に受診したい方

・短時間で現実的に整えたい方

そのような方に合わせた診療を行っています。

WEB問診をご利用ください。

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