第258話「朝だけ動悸がするのはなぜ?新年度前後に増える自律神経の乱れ」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第258話「朝だけ動悸がするのはなぜ?新年度前後に増える自律神経の乱れ」

第258話「朝だけ動悸がするのはなぜ?新年度前後に増える自律神経の乱れ」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年4月06日

|西東京市・保谷・大泉学園エリアの心療内科

朝になると、胸がどきどきする。
起きた直後から落ち着かない。
出勤前、登校前になると心拍が速くなる。
息苦しい感じがして、不安になる。

そんなことはありませんか。

日中は何とか過ごせるのに、朝だけつらい。
夜は比較的落ち着いているのに、朝になると急にしんどい。
このような症状は、新年度前後の時期に強くなりやすいことがあります。

朝に動悸が出やすいのはなぜか

動悸というと、心臓の病気をすぐに心配する方もいます。
もちろん、胸痛、失神、強い息切れなどがある場合には、身体的な評価が必要です。
ただ、朝の動悸の背景には、自律神経の反応が関わっていることも少なくありません。

人の体は、朝になると活動に向けて切り替わります。
眠っている状態から、起きて動く状態へ移るために、交感神経が働きます。
その過程で心拍数が少し上がること自体は、不自然なことではありません。

ところが、疲労や緊張、不安が強いと、この切り替えが過敏になります。
すると、必要以上にどきどきしやすくなり、
その感覚に意識が向くことで、さらに不安が強まることがあります。

新年度前後は自律神経が乱れやすい時期

3月末から4月は、環境の変化が重なりやすい時期です。

•異動や配置の変更
•新しい上司や同僚
•進級や新学期
•生活リズムの変化
•先の予定が読みにくいことによる緊張

こうした変化に体が適応しようとすると、自律神経は疲れやすくなります。
本人は「強いストレスではない」と思っていても、朝に症状として出ることがあります。

「動悸がすると不安になる」のは自然な流れです

胸がどきどきすると、誰でも気になります。
「何か悪いのではないか」
「このまま出勤できないのではないか」
そう考えると、さらに緊張が高まり、動悸が強く感じられます。

つまり、

•朝、体が緊張モードに入る
•動悸を感じる
•それが気になって不安になる
•不安でさらに交感神経が高まる

という流れが起こりやすいのです。

これは「気のせい」という意味ではありません。
体が実際に反応しているからこそ、苦しいのです。

こんな方は少なくありません

朝の動悸を訴える方のなかには、次のような特徴がみられることがあります。

•仕事や学校は何とか続けている
•責任感が強く、朝から気を張りやすい
•人前では普通にふるまえる
•休むほどではないと思って我慢している
•夜より朝のほうがつらい
•動悸に加えて、吐き気、息苦しさ、そわそわ感がある

このような方は、完全に動けなくなる前の段階で不調が出ていることがあります。

朝の動悸が続くときに考えたいこと

一時的なものなら様子を見ることもありますが、
朝の動悸が繰り返し起きる場合には、生活への影響をみることが大切です。

•出勤前が毎日つらい
•家を出るまでにかなり消耗する
•遅刻や欠勤が増えそう
•眠りも浅くなってきた
•朝を想像するだけで不安になる

こうした状態が続くなら、単なる一時的緊張だけではなく、
自律神経の乱れや不安症状の入り口として考えたほうがよい場合があります。

自分でできる整え方

朝の動悸に対して、まずできることもあります。

•起床時刻を大きく乱さない
•朝に一気に予定を詰め込みすぎない
•早めに支度を始め、焦る状況を減らす
•カフェインの摂りすぎに注意する
•前日の睡眠不足を放置しない
•動悸そのものを何度も確認しすぎない

特に大切なのは、動悸を完全になくそうとして意識しすぎないことです。
気になればなるほど、体の反応に注意が向き、苦しさが強まることがあります。

心療内科でできること

朝の動悸の相談では、症状だけでなく、

•いつ出るのか
•どんな場面で強まるのか
•睡眠との関係
•仕事や学校への影響
•不安や緊張の背景

などを整理していきます。

そのうえで、必要に応じて、

•生活リズムの調整
•不安の悪循環の整理
•薬物療法の検討
•継続通院での経過確認

を行います。

毎回長時間話し込むというより、
今起きている症状を生活の中でどう整えるかを現実的に考えていくことが中心になります。

朝の不調は、放置しないほうがよいことがあります

朝だけつらいと、
「家を出れば何とかなる」
「仕事は行けているから大丈夫」
と思ってしまいがちです。

けれど、毎朝かなりの負担をかけながら出勤・登校している状態は、楽ではありません。
そのまま続けると、睡眠の悪化や予期不安につながることもあります。

まだ生活を保てている段階で、無理のない範囲で整え始めることは大切です。

保谷・西東京市・大泉学園エリアで、
朝の動悸や自律神経の乱れについて、仕事や学校を続けながら現実的に整えたい方は、
早めにご相談ください。

FAQ

Q1. 朝だけ動悸がするのはよくあることですか?

珍しいことではありません。
特に、疲労や緊張が続いていると、朝の交感神経の切り替わりが過敏になり、動悸を感じやすくなることがあります。

Q2. 動悸があると心臓の病気でしょうか?

必ずしもそうではありません。
ただし、胸痛、失神、強い息切れ、脈の極端な乱れなどがある場合は、身体的な評価が必要です。症状によっては内科や循環器内科の受診も考えます。

Q3. 朝に不安になるから動悸がするのですか?それとも動悸が先ですか?

どちらから始まることもあります。
体の反応として動悸が先に出て、それを不安に感じてさらに強まることもありますし、朝の不安や緊張が先に高まって動悸が出ることもあります。

Q4. 新年度になると朝の動悸が悪化しやすいのはなぜですか?

異動、進級、新しい人間関係、生活の変化などで自律神経が疲れやすくなるためです。強い自覚がなくても、体が朝に反応することがあります。

Q5. 朝だけつらくて、昼には少し落ち着きます。これでも相談してよいですか?

もちろんです。
朝だけの症状でも、毎日の生活に負担が大きいなら相談する意味があります。放置すると予期不安や睡眠悪化につながることがあります。

Q6. 動悸がするとき、深呼吸したほうがよいですか?

ゆっくりした呼吸で落ち着く方もいます。
ただし、「何とか止めよう」と力んで呼吸を意識しすぎると、かえって苦しく感じることもあります。無理のない範囲で行うことが大切です。

Q7. 朝の動悸があるとき、コーヒーは控えたほうがよいですか?

カフェインで動悸が強くなる方はいます。
朝の症状が強い時期は、量やタイミングを見直すことが役立つ場合があります。

Q8. 心療内科では朝の動悸に薬を使うことがありますか?

必要に応じて検討することはあります。
ただし、症状の出方や生活への影響を確認しながら、生活調整や不安の悪循環への対応も含めて考えていきます。

Q9. 朝の動悸はパニック障害ですか?

朝の動悸があるだけで、すぐにパニック障害と決まるわけではありません。
自律神経の乱れ、不安、睡眠不足などさまざまな要因で起こることがあります。

Q10. どのくらい続いたら受診を考えるべきですか?

繰り返し起こる場合、出勤や登校がつらくなってきた場合、睡眠にも影響している場合は、早めに相談したほうがよいことがあります。

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