2026年2月01日
保谷・大泉学園・西東京市エリアで
「眠れない」「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」
といった悩みを抱えながら、
睡眠薬が自分に合うのかどうかで迷っている方は多くいらっしゃいます。
前回は、
オレキシン受容体拮抗薬が
「眠らせる薬」ではなく、「目を覚ましすぎない状態を作る薬」
であることをお伝えしました。
今回は一歩踏み込んで、
どんな人に向いているのか/向かないのかを整理します。
オレキシン受容体拮抗薬が向いている人
① 眠気はあるのに、頭が休まらない人
•布団に入ると考えが止まらない
•日中は疲れているのに、夜になると目が冴える
•「眠いはずなのに眠れない」感覚がある
このタイプの方は、
眠気不足ではなく、覚醒が強すぎる状態であることが少なくありません。
オレキシン受容体拮抗薬は、
この「覚醒の強さ」をやわらかく下げるため、
自然な入眠につながりやすくなります。
② 仕事・責任・緊張が抜けにくい人(保谷・大泉学園で多いタイプ)
•仕事のことが頭から離れない
•きちんとしていないと不安になる
•夜になってもオンの状態が続く
責任感が強く、日中ずっと気を張っている方ほど、
夜になっても脳が「起きたまま」になりがちです。
このタイプでは、
眠らせるよりも、覚醒を下げる治療の方が合うことがあります。
③ 「眠らされる感じ」が苦手な人
•意識が急に落ちる感じが怖い
•翌朝のぼんやり感を避けたい
•依存が心配で睡眠薬を避けてきた
こうした不安を持つ方にとって、
オレキシン受容体拮抗薬は
心理的なハードルが比較的低い選択肢になります。
④ まだ「重い不眠」ではないと感じている人
•眠れない日と眠れる日が混在している
•何とか生活はできている
•ただ、回復力が落ちてきた感じがある
この段階で相談される方ほど、
軽い調整で睡眠が整いやすいケースも少なくありません。
オレキシン受容体拮抗薬が向かない/注意が必要なケース
① 強い不安・抑うつ症状が前面にある場合
•不安で胸が苦しい
•気分の落ち込みが強い
•日中のつらさが主症状
この場合、
睡眠だけでなく不安や気分そのものへの治療が必要になることがあります。
オレキシン受容体拮抗薬は、
あくまで「睡眠の質」を整える薬であり、
不安や抑うつへの治療にならないケースもあります。
② 生活リズムが大きく乱れている場合
•就寝時刻が日によって大きく違う
•昼夜逆転が続いている
•夜勤・交代制勤務の影響が強い
このような場合は、
薬だけでなく
生活リズム調整や別のアプローチが必要になることもあります。
③ 「とにかくすぐ意識を落としたい」場合
•今夜どうしても眠らなければならない
•強い即効性を求めている
こうしたニーズには、
オレキシン受容体拮抗薬が
合わないこともある点は知っておく必要があります。
「合うかどうか」は診察で一緒に決めるもの
オレキシン受容体拮抗薬は、
「誰にでも効く魔法の薬」ではありません。
一方で、
適切なタイプに使うと、とても自然に睡眠が整う薬でもあります。
•眠れない理由はどこにあるのか
•覚醒が強いのか、不安が強いのか
•生活リズムはどうなっているのか
これらを整理した上で、
使う・使わない・別の方法を選ぶ、
その判断が大切です。
眠れない状態が続いているなら、相談していい
•この程度で受診していいのかな
•まだ我慢できる気もする
そう感じている方ほど、
早めの相談で回復が楽になることもあります。
睡眠は、
こころと体の回復の土台です。
保谷・大泉学園・西東京市周辺で
眠りにくさが続いている方は、
一人で抱え込まず、
医療の視点を少し借りてみてください。
保谷駅前こころのクリニック
