第172話 発作よりつらい「また起きるかもしれない不安」|パニック障害の予期不安|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第172話 発作よりつらい「また起きるかもしれない不安」|パニック障害の予期不安

第172話 発作よりつらい「また起きるかもしれない不安」|パニック障害の予期不安|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年2月08日

朝、目を覚ました瞬間に確認する。
胸は苦しくないか。
今日は電車に乗れそうか。
昨夜は眠れたか。
途中で具合が悪くならないか。
まだ発作は起きていません。
それなのに、身体の点検はもう始まっています。
駅まで歩きながら脈を気にする。
ホームに着くと逃げ道を探す。
電車が入ってくると、胸の奥がざわつく。
発作が起きたから怖いのではなく、起きるかもしれないから怖い。
これが「予期不安」です。
発作は短くても、予期不安は一日を支配する
強い発作を経験すると、脳は同じことが起きないように警戒します。
少し脈が速い。
息が浅い。
身体が熱い。
少しふらつく。
普通の身体変化まで、発作の前兆に見えてくることがあります。
不安で呼吸が浅くなり、心拍数が上がる。
その変化を見て、さらに不安になる。
予期不安は、まだ起きていない発作に、今日という一日を先払いしてしまう状態です。
発作がなかった日にも安心できない
「各駅停車にしたから大丈夫だった」
「水を持っていたから助かった」
「出口の近くにいたから発作にならなかった」
自分で乗り切った経験ではなく、特定の条件に守られた経験として記憶されると、次回も同じ条件が必要になります。
頓服薬がないと不安。
ドアの近くでないと不安。
少し寝不足なだけで予定を取りやめる。
安心するために増やしたものが、「なければ動けないもの」になっていきます。
発作がないことと、自由に暮らせていることは同じではありません。
受診を考えてよい状態
・起床直後から身体を点検している
・脈拍や呼吸を何度も確認する
・外出前に薬、水、トイレを繰り返し確認する
・電車、会議、美容院、歯科を避けている
・一人で行動できる範囲が狭くなった
・発作への不安で眠れない
・頓服薬がないと外出できない
「発作が増えてから」ではなく、「できないことが増えてきたとき」が受診の目安です。
治療では発作の回数だけでなく、予期不安、回避行動、睡眠、仕事への影響を確認します。
回復とは、発作を忘れることではありません。発作の可能性に、予定を決めさせなくなることです。
初診をご希望の方へ
保谷駅前こころのクリニックは、完全予約制の小規模な心療内科・精神科クリニックです。保谷駅北口階段前、いなげや保谷駅前店2階にあります。
診療枠はあらかじめ決まっており、初診の受入人数にも限りがあります。当院は長時間の傾聴やカウンセリングだけを主な目的とする外来ではありません。
WEB問診を書けば、必ず初診予約が取れる仕組みではありません。医師が問診内容を確認し、当院の診療体制でお力になれると判断した場合にのみ、WEB予約をご案内します。
症状の重さ、治療歴、服薬内容、必要となる支援、受診目的によっては、他の医療機関の方が適している場合があります。小規模クリニックのため、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。
初診をご希望の方は、WEB問診へ「最近避けるようになったこと」「以前できたのにできなくなったこと」もご入力ください。
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