2026年5月07日
五月病のような不調が続いた。
職場に行こうとすると、体が重くなる。
朝になると動悸がする。
眠れない。
気分が沈む。
涙が出る。
そして、仕事をいったん休むことになった。
診断書を提出した。
休職に入った。
けれど、実際に休み始めると、
今度は別の不安が出てくることがあります。
「休んでいるのに、気持ちが落ち着かない」
「職場のことが頭から離れない」
「このままで本当に良くなるのか不安」
「早く戻らないといけない気がする」
「家にいるだけなのに、罪悪感がある」
休職に入ったのに、心が休まらない。
これは、決して珍しいことではありません。
休職は、ただ仕事を休むだけの期間ではありません。
心と体にかかっていた負荷をいったん下げて、
睡眠、生活リズム、不安、気分の落ち込みを整え直す期間です。
休職は、たち止まるだけの時間ではなく、もう一度動き出せる自分を整える時間です。
保谷駅前こころのクリニックでは、五月病、適応障害、職場ストレスによる不眠、不安、気分の落ち込みで休職中の方について、現在の状態を確認しながら、無理のない治療方針を一緒に整理しています。
休職直後は、まず「休むことに慣れる時期」です
休職に入った直後、すぐに元気になるとは限りません。
むしろ、仕事から離れた途端に、
どっと疲れが出る方もいます。
眠気が強い。
体が重い。
何もする気が起きない。
頭が働かない。
涙が出る。
職場のことを思い出して不安になる。
自分を責めてしまう。
このような状態になることがあります。
それは、休職が失敗しているという意味ではありません。
それまで緊張しながら、何とか出勤していた。
朝から夜まで、気を張っていた。
職場では平気なふりをしていた。
家に帰ってから、ようやく崩れていた。
そのような状態が続いていた場合、
休職に入ってから、遅れて疲労が表に出てくることがあります。
休職直後に大切なのは、
いきなり元気になろうとすることではありません。
まずは、眠る。
食べる。
安心できる時間を作る。
仕事から少し距離を取る。
そこから始めてよいのです。
休職中に大切なのは、生活を「完璧にすること」ではありません
休職中は、仕事に行かなくなるため、生活リズムが崩れやすくなります。
最初の数日は、たくさん眠ることが必要な場合もあります。
ただ、昼夜逆転が長く続いたり、夜更かしが習慣になったりすると、回復しにくくなることがあります。
とはいえ、休職中に完璧な生活を目指す必要はありません。
「朝7時に起きなければ」
「毎日散歩しなければ」
「規則正しく生活しなければ」
そうやって自分を追い込みすぎると、休むこと自体が苦しくなってしまいます。
大切なのは、生活を少しずつ回復の方向へ戻していくことです。
たとえば、できる範囲で次のようなことを意識します。
朝、起きる時間を大きくずらしすぎない。
日中に少し光を浴びる。
食事の時間を極端に乱さない。
夜更かしを続けない。
長時間のスマートフォンや動画視聴で昼夜逆転しない。
眠れない状態が続くときは、診察で相談する。
休職中の生活リズムは、根性で立て直すものではありません。
睡眠、不安、気分の落ち込み、体の疲れを見ながら、
できるところから整えていくものです。
休職中に「頑張りすぎる」と、かえって疲れることがあります
休職に入ると、時間ができます。
すると、かえって焦ってしまう方がいます。
「何かしなければ」
「資格の勉強をしなければ」
「転職活動を始めなければ」
「生活を立て直さなければ」
「早く復職できるように頑張らなければ」
そう考えて、休職直後から予定を詰め込みすぎてしまう。
しかし、休職初期は、まだ心身が回復していないことがあります。
その段階で無理に動きすぎると、疲れが戻ってしまう場合があります。
特に、休職直後は次のようなことを急ぎすぎない方がよい場合があります。
いきなり転職活動を始める。
職場のメールを何度も確認する。
原因分析を一人で延々と続ける。
家族や周囲に説明しすぎて疲れる。
毎日予定を詰め込む。
「早く戻らなければ」と焦る。
自己判断で薬を中止する。
休職中に必要なのは、最初から頑張ることではありません。
まずは、眠れる状態。
食べられる状態。
少し落ち着いて過ごせる状態。
職場のことを考えても、心身が大きく乱れすぎない状態。
そこを作ることが、復職に向けた最初の準備になります。
職場から離れても、頭の中で出勤し続けていることがあります
休職していても、頭の中では職場に行き続けている。
そのような方がいます。
「自分の仕事はどうなっているのか」
「迷惑をかけているのではないか」
「上司にどう思われているのか」
「復職したら居場所がなくなるのではないか」
「このまま戻れなくなるのではないか」
何度も同じことを考えてしまう。
メールを確認したくなる。
職場の人の反応を想像してしまう。
休んでいるのに、ずっと緊張している。
特に、責任感が強い方ほど、休職中でも職場から離れにくいことがあります。
その場合は、職場との連絡方法や頻度を整理することが役立つ場合があります。
必要な連絡は行う。
ただし、何度もメールを見続けない。
返信のタイミングを一人で抱え込みすぎない。
職場の状況を想像し続けない。
休職中は、職場から逃げる期間ではありません。
ただし、回復に必要な距離を取る期間です。
休んでいるのに職場のことで消耗しているなら、
それはまだ十分に休めていないサインかもしれません。
不眠、不安、気分の落ち込みが続くとき
休職に入っても、不眠、不安、気分の落ち込みがすぐに軽くなるとは限りません。
夜になると職場のことを考えてしまう。
朝方に目が覚める。
寝ても疲れが取れない。
胸がざわざわする。
気分が沈んで動けない。
復職のことを考えると動悸がする。
このような状態が続くことがあります。
その場合、必要に応じて薬物療法を検討することがあります。
たとえば、
眠れない状態を整える。
強い不安を軽くする。
気分の落ち込みを治療する。
朝の動悸や緊張を相談する。
生活リズムを整えやすくする。
このような目的で薬を使うことがあります。
薬を使う場合は、効果だけでなく、副作用、日中の眠気、依存性、仕事復帰への影響なども確認しながら調整していきます。
休職したからといって、薬を急にやめる必要があるわけではありません。
むしろ、自己判断で急に中止すると、不眠や不安が悪化することがあります。
内服中の薬がある方は、診察時にお薬手帳や薬剤情報を確認できるようにしておくとよいでしょう。
「何もしていない自分」を責めてしまうとき
休職中には、罪悪感が強くなることがあります。
「働いていない自分はだめだ」
「家にいるだけなのに疲れている」
「休んでいるのに元気にならない」
「周囲は働いているのに、自分だけ止まっている」
そう感じてしまう方もいます。
けれど、休職は怠けるための時間ではありません。
心身が回復するために必要な時間です。
風邪や骨折の回復に時間が必要なように、
心の不調や職場ストレスによる消耗から回復するにも時間が必要です。
休職中に大切なのは、毎日何かを達成することではありません。
眠る。
食べる。
少し外に出る。
診察を受ける。
薬を調整する。
生活リズムを少し戻す。
職場との距離を整える。
こうした小さな積み重ねが、回復の土台になります。
休職中の一日は、何かを成し遂げる日ではなく、壊れたリズムを少しずつ戻す日でよいのです。
復職は、戻れる状態かどうかを確認していくものです
休職中に少し調子がよくなると、
すぐに復職しなければならないと感じる方がいます。
もちろん、仕事に戻ることは大切な目標の一つです。
しかし、焦って復職すると、
再び不眠、不安、動悸、気分の落ち込みが強くなることがあります。
復職は、時間が来たから戻るものではなく、戻れる状態かどうかを再確認していくものです。
復職を考えるときは、次のような点を確認していきます。
睡眠がある程度安定しているか。
朝、起きられるようになっているか。
日中に活動できる時間が増えているか。
職場のことを考えても、強い動悸や吐き気が出ないか。
通勤を想定した外出ができるか。
同じ負荷に戻ったときに再燃しないか。
段階的な復職や業務調整が必要か。
復職は、休職期間が終わったから機械的に戻る、というものではありません。
現在の症状。
生活リズム。
職場環境。
業務負荷。
通勤の負担。
再発しやすい要因。
これらを確認しながら、現実的に考えていく必要があります。
休職中に再診を続ける意味
休職に入ると、仕事から離れているため、
「もう通院しなくてもよいのでは」と思う方もいます。
しかし、休職中こそ経過を確認することが大切です。
診察では、次のような点を確認していきます。
睡眠は改善しているか。
不安は軽くなっているか。
気分の落ち込みはどうか。
食事は取れているか。
日中の活動量はどうか。
薬の効果や副作用はどうか。
職場との連絡で負担が増えていないか。
復職を考えられる状態か。
休養継続が必要な状態か。
休職は、診断書を出して終わりではありません。
休職中の経過を見ながら、
治療方針を調整し、
復職に向けて段階的に整えていくことが重要です。
保谷駅前こころのクリニックに合いやすい方
保谷駅前こころのクリニックでは、次のような方の相談をお受けしています。
五月病や適応障害で休職中の方。
休職中の過ごし方を整理したい方。
不眠、不安、気分の落ち込みを治療したい方。
必要に応じて薬物療法も含めて相談したい方。
休職中も継続通院しながら経過を確認したい方。
復職に向けて生活リズムを整えたい方。
職場ストレスで朝がつらい方。
保谷駅前で通いやすい心療内科を探している方。
日曜日・祝日に通院したい方。
WEB問診とWEB予約の流れを理解できる方。
当院は、保谷駅北口すぐ、いなげや保谷駅前店2階にある心療内科・精神科クリニックです。
西東京市、保谷、大泉学園、ひばりヶ丘、石神井公園方面など、西武池袋線沿線からも通院しやすい立地です。
平日は仕事や家庭の都合で受診しにくい方にも、日曜日・祝日の診療枠をご利用いただける場合があります。
内容によっては、当院での対応が難しい場合があります
一方で、すべてのご相談に対応できるわけではありません。
当院は、小規模クリニックとして、限られた診療時間の中で、必要な診察と治療を現実的に進める医療機関です。
そのため、次のような場合は、当院での対応が難しいことがあります。
書類作成だけを目的としている方。
初診当日の診断書作成のみを主目的としている方。
職場との交渉代行を希望される方。
法的書類や訴訟目的の資料作成を主目的とする方。
労災申請そのものを主目的とする方。
職場への怒りや不満の整理のみを主目的としている方。
長時間のカウンセリングを主目的としている方。
複雑な経過を短時間ですべて整理することを希望される方。
WEB問診やWEB予約の流れを進めることが難しい方。
受診目的が整理されていない方。
当院では、初診前にWEB問診を入力していただきます。
ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。
問診を書けば必ず予約できる、という仕組みではありません。
これは、必要な医療を安全に、無理のない形で提供するための確認です。
まとめ
休職中は、回復に向けて生活を整える期間です
五月病や適応障害で休職に入ったあと、
どう過ごせばよいのか分からなくなる方は少なくありません。
休んでいるのに不安が消えない。
職場のことが頭から離れない。
眠れない。
朝がつらい。
気分が沈む。
復職のことを考えると怖くなる。
でも、このまま時間だけが過ぎるのも不安。
そのようなときは、休職中の状態を一度整理することが大切です。
休職に入ったからといって、すぐに元気になるとは限りません。
休み始めてから、疲れ、不安、罪悪感が強く出ることもあります。
休職中は、ただ時間が過ぎるのを待つだけではなく、
睡眠、生活リズム、不安、気分の落ち込み、職場との距離、復職への準備を確認しながら、少しずつ回復の土台を整えていくことが大切です。
復職を急ぎすぎると、不調が再び強くなることがあります。
現在の状態を確認しながら、無理のない範囲で復職に向けた準備を考えていきましょう。
保谷駅前こころのクリニックでは、五月病、適応障害、職場ストレスによる不眠、不安、気分の落ち込み、休職中の経過について診療を行っています。
五月病や適応障害で休職中の方。
休職中の過ごし方が分からない方。
不眠、不安、気分の落ち込みが続いている方。
復職に向けて、今の状態を整理したい方。
そのように感じた方は、まずWEB問診から、現在の状態をお知らせください。
当院は完全予約制です。
ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院で対応可能と判断した場合にWEB予約をご案内します。
保谷駅前こころのクリニック
