2026年4月30日
ペットロスで仕事に行けない、出勤できない、仕事を休むべきか迷っている方へ。出勤前に涙が出る、職場で集中できない、診断書や休職相談が必要な場合の目安を精神科医が解説します。
ペットロスで仕事に行けないとき
ペットを失ったあと、仕事に行けなくなる方がいます。
「朝、家を出ようとすると涙が出る」
「出勤の準備ができない」
「仕事を休むべきか迷っている」
「職場で集中できない」
「仕事中に急にあの子のことを思い出してしまう」
「診断書が必要な状態なのか知りたい」
「ペットロスで仕事に行けない自分を責めてしまう」
このような状態になると、
「ペットを亡くしただけで仕事に行けないなんて、自分は弱いのではないか」
「社会人なのだから、仕事には行かなければ」
と自分を責めてしまう方もいます。
しかし、ペットロスは単なる寂しさではありません。
一緒に暮らしてきた「あの子」は、毎日の生活の中に深く入り込んでいた存在です。
朝起きたとき。
帰宅したとき。
ごはんをあげる時間。
散歩や通院の時間。
寝る前に声をかける時間。
そうした生活の一部が突然なくなることで、心と体のリズムが大きく崩れることがあります。
保谷駅前こころのクリニックでは、ペットロスを、動物医療と精神医療の両方の視点から考えています。
ペットロスでは、動物医療における看取りの現実と、精神医療としての不眠・不安・抑うつ・生活機能低下が重なって問題になることがあります。
「仕事に行けない」は甘えではありません
ペットロスで仕事に行けないとき、多くの方は自分を責めます。
「職場に迷惑をかけてはいけない」
「人間の家族ではないのに、ここまで落ち込むのはおかしいのでは」
「泣いている場合ではない」
「早く切り替えなければならない」
そう考えながらも、体が動かないことがあります。
これは、甘えとは限りません。
強い喪失体験のあとには、心だけでなく体にも反応が出ます。
眠れない。
朝起きられない。
食欲がない。
頭が働かない。
胸が苦しい。
涙が出る。
職場の人と話すのがつらい。
このような状態では、普段通りに働くことが難しくなることがあります。
特に、亡くなる前に介護や通院、看取りが続いていた方は、心身の疲労がすでに蓄積しています。
亡くなった瞬間から悲しみが始まるというより、それ以前から緊張と疲労が続いていた場合もあります。
そのため、あの子を失ったあとに仕事へ行けなくなることは、決して不自然なことではありません。
出勤前に涙が出る理由
ペットロスでは、朝がつらくなる方がいます。
起きた瞬間に、あの子がいないことを思い出す。
いつもいた場所を見てしまう。
ごはんをあげる時間がなくなったことに気づく。
散歩に行かなくてよい現実が苦しい。
出勤前に声をかける相手がいない。
朝は、一日の始まりです。
その始まりの時間に、あの子がいない現実を何度も確認することになります。
仕事に行こうとしても、玄関で涙が出る。
駅に向かう途中で苦しくなる。
電車の中で思い出してしまう。
職場に着く前に気持ちが崩れてしまう。
このような反応は、心がまだ現実に追いついていない状態で起こることがあります。
「もう亡くなったのだから、受け入れなければ」と頭ではわかっていても、生活の感覚はすぐには変わりません。
職場で集中できない、ミスが増える
ペットロスで仕事に行けたとしても、職場で集中できないことがあります。
書類を読んでも頭に入らない。
会議の内容が入ってこない。
同じ作業に時間がかかる。
ミスが増える。
人の話に反応するのが遅くなる。
ふとした瞬間に涙が出そうになる。
これは、気持ちの問題だけではありません。
睡眠不足、食欲低下、強い悲しみ、自責、反芻思考が重なると、集中力や判断力は落ちやすくなります。
特に、最期の選択への後悔が強い場合、
「あの時、もっと早く病院に連れて行けば」
「あの治療でよかったのか」
「安楽死を選んだことは正しかったのか」
「最期に苦しませてしまったのではないか」
という思いが、仕事中にも頭に浮かぶことがあります。
その状態で、普段通りの集中力を保つことは簡単ではありません。
「家に帰るのがつらい」こともある
仕事に行けない理由は、朝だけではありません。
「仕事が終わって家に帰るのがつらい」
という方もいます。
帰宅しても、あの子が迎えに来ない。
いつもの場所にいない。
足音がしない。
水を飲む音がしない。
名前を呼ぶ相手がいない。
ごはんを用意する必要がない。
家に帰るたびに、あの子がいない現実を突きつけられます。
そのため、仕事中は何とか気を張っていても、帰宅後に一気に崩れる方がいます。
家に入った瞬間に涙が出る。
部屋で動けなくなる。
食事を取る気になれない。
翌日の出勤準備ができない。
眠れないまま朝を迎える。
この状態が続くと、仕事に行く力も少しずつ削られていきます。
ペットロスで仕事を休んでもよいのか
ペットロスで仕事を休むことに、強い罪悪感を持つ方がいます。
もちろん、職場の事情や業務内容によって、休み方には調整が必要です。
ただし、睡眠や食事が崩れ、涙が止まらず、仕事に集中できない状態で無理を続けると、心身の消耗が深くなることがあります。
一時的に有給休暇を使う。
勤務時間を調整する。
在宅勤務が可能なら相談する。
負荷の高い業務を一時的に避ける。
信頼できる上司に最低限の事情を伝える。
こうした現実的な調整が役立つ場合があります。
ただし、長期間仕事に行けない、診断書が必要、休職を検討するという段階では、自己判断だけで進めるのではなく、心療内科・精神科で医学的に状態を確認することが大切です。
仕事に行けないときに確認したいこと
ペットロスで仕事に行けないときは、まず次の点を確認してみてください。
眠れているか。
食事が取れているか。
体重が減っていないか。
出勤準備ができるか。
通勤中に強い不安や涙が出るか。
職場で集中できるか。
ミスが増えていないか。
仕事後に家で動けなくなっていないか。
死にたい気持ちがあるか。
薬物療法や診断書が必要な状態か。
特に重要なのは、睡眠、食事、仕事への支障です。
悲しいだけでなく、生活の基本が崩れている場合は、医療として状態を確認した方がよいことがあります。
心療内科・精神科を受診した方がよい目安
次のような状態がある場合は、心療内科・精神科での相談を検討してください。
眠れない状態が続いている。
朝起きられない。
食事が取れない。
体重が減っている。
仕事に行けない日が続いている。
職場で集中できない。
涙が止まらず、業務に支障が出ている。
最期の場面が何度もよみがえる。
自分を責め続けてしまう。
強い不安や抑うつがある。
生きている意味がわからない。
死にたい気持ちがある。
もともとの精神症状が悪化している。
診断書や休職相談が必要である。
このような場合は、「ペットロスだから仕方ない」と我慢しすぎず、医療として状態を確認することが大切です。
心療内科・精神科では、悲しみそのものを消すのではなく、眠れない、食べられない、仕事に行けない、不安が強いといった生活上の支障を確認し、必要に応じて治療方針を検討します。
死にたい気持ちがある場合は、自費カウンセリングではなく医療が優先です
ペットロスの中で、
「あの子がいないなら、自分もいなくなりたい」
「生きている意味がわからない」
「消えてしまいたい」
「死にたい気持ちがある」
という状態がある場合は、自費カウンセリングではなく、医療として早めの対応が必要です。
差し迫った危険がある場合は、通常の外来予約を待つのではなく、救急医療、精神科救急、地域の相談窓口などにつながることが重要です。
自費ペットロスカウンセリングは、緊急対応や危機介入の場ではありません。
安全確保が必要な状態では、医療機関での診療が優先されます。
薬を使うことは、あの子を忘れることではありません
ペットロスで受診を迷う方の中には、
「薬を飲んだら、あの子を忘れてしまうのではないか」
「悲しみを薬で消すのは違うのではないか」
「ちゃんと悲しまないと、あの子に申し訳ない」
と感じる方もいます。
しかし、薬物療法を検討する場合でも、目的は悲しみをなかったことにすることではありません。
眠れない状態を整える。
強い不安を和らげる。
生活リズムを戻す。
仕事や学校を続けながら、心と体を保つ。
そのために、必要に応じて薬物療法を検討することがあります。
あの子を忘れるためではなく、あなたの生活を守るための選択です。
悲しみを抱えながらも、生活を保てるように整えていくことが、現実的な治療の目的になります。
診断書や休職相談が必要な場合
ペットロスをきっかけに、強い不眠、抑うつ、不安、生活機能低下が起こり、仕事に行けない状態が続く場合には、診断書や休職相談が必要になることもあります。
ただし、診断書は「ペットを亡くしたから自動的に出る」というものではありません。
現在の症状、生活機能、就労困難の程度を医学的に確認したうえで判断します。
たとえば、
不眠が続いている。
抑うつ状態が強い。
出勤できない。
業務遂行が難しい。
希死念慮がある。
職場環境の調整が必要である。
このような場合には、通常の心療内科・精神科診療として評価することになります。
診断書作成、休職判断、薬物療法の検討は、保険診療としての診察が必要です。
自費ペットロスカウンセリングでは、診断書作成や休職判断は行いません。
自費ペットロスカウンセリングが合う場合
一方で、仕事には何とか行けているものの、心の中で後悔や悲しみが整理できない方もいます。
たとえば、
仕事中もあの子の最期を思い出す。
最期の治療選択について整理したい。
安楽死の判断について話したい。
看取りの場面が心に残っている。
動物病院での経過も含めて相談したい。
一般的なカウンセリングでは、動物医療の部分まで話しきれなかった。
獣医師であり精神科医である専門家に話したい。
仕事を続けながら、気持ちを整理したい。
このような場合には、保険診療ではなく、オンライン自費ペットロスカウンセリングが合う可能性があります。
当院の自費ペットロスカウンセリングは、医療診療ではありません。
診断、処方、薬に関する具体的な相談、診断書作成、休職判断、紹介状作成、緊急対応は行いません。
あくまで、あの子を失ったあとの思い、後悔、看取りの記憶、これからの生活について、専門的な視点から整理する時間です。
仕事を続けながら、ペットロスを整理するという考え方
ペットロスでは、完全に元気になってから仕事に戻る、という形が難しいことがあります。
悲しみはすぐには消えません。
後悔も、すぐには整理できません。
あの子のことを思い出す日は、これからもあるかもしれません。
だからこそ、目標は「完全に忘れること」ではありません。
仕事や学校を続けながら、無理のない範囲で整える。
眠れる時間を少しずつ取り戻す。
食事を少しずつ戻す。
職場での負荷を調整する。
自責が強いときは、一人で抱え込まない。
必要に応じて薬物療法やカウンセリングを使う。
このように、生活を保ちながら整えていくことが大切です。
職場にどう伝えるか
職場にペットロスのことをどこまで伝えるかは、慎重に考えてよい部分です。
すべてを詳しく説明する必要はありません。
たとえば、伝える場合には、
「家族同様に大切にしていたペットを亡くし、現在体調を崩しています」
「睡眠が崩れており、数日勤務調整をお願いしたいです」
「医療機関に相談しながら、勤務継続について調整したいです」
といった程度でもよい場合があります。
相手に理解してもらおうとして、看取りの詳細や後悔まで説明しようとすると、かえって負担になることがあります。
職場に伝える目的は、すべてをわかってもらうことではなく、必要な勤務調整につなげることです。
仕事中に涙が出そうになったとき
仕事中に急に涙が出そうになることがあります。
そのようなときは、無理に完全に抑え込もうとすると、かえって苦しくなることがあります。
可能であれば、少し席を外す。
トイレや休憩スペースで呼吸を整える。
水を飲む。
スマートフォンの写真を見続けるのではなく、一度画面を閉じる。
「今は仕事中。あとで少し考える時間を取る」と区切る。
こうした小さな工夫が役立つことがあります。
ただし、涙が頻回に出て業務が続けられない場合は、単なる気分転換では足りないことがあります。
その場合は、医療として相談する目安になります。
帰宅後に崩れてしまう方へ
仕事中は何とかこらえていても、帰宅後に一気に崩れる方がいます。
家に入った瞬間に涙が出る。
着替えられない。
食事を作れない。
そのまま横になって動けない。
眠れないまま夜が過ぎる。
このような状態が続くと、翌日の出勤にも影響します。
まずは、帰宅後の行動を小さく区切ってください。
玄関を開ける。
照明をつける。
着替える。
水を飲む。
簡単な食事を取る。
シャワーだけ浴びる。
寝る前にスマートフォンを見続けない。
大きな回復を目指すより、生活の最低限を保つことが大切です。
「前のように元気になる」ことを急がず、生活を少しずつ戻していくことを考えてください。
それでも仕事に行けないとき
工夫をしても、仕事に行けない日が続くことがあります。
その場合は、無理に根性で乗り切ろうとするより、状態を整理する必要があります。
何日くらい仕事に行けていないのか。
眠れているのか。
食事は取れているのか。
抑うつや不安はどの程度か。
希死念慮はあるのか。
診断書や休職が必要な段階なのか。
自費カウンセリングで気持ちの整理をしたい段階なのか。
この分岐を明確にすることが大切です。
医療が必要な状態であれば、心療内科・精神科として対応する必要があります。
一方で、医療診療ではなく、あの子との関係や最期の選択を整理したい場合には、自費カウンセリングが合う可能性があります。
保険診療と自費カウンセリングの違い
ペットロスで相談する場合、保険診療と自費カウンセリングは目的が異なります。
保険診療が向いている場合
眠れない。
食欲が落ちている。
仕事に行けない。
抑うつや不安が強い。
薬物療法を検討したい。
診断書や休職相談が必要である。
希死念慮がある。
精神症状が悪化している。
この場合は、心療内科・精神科の診療として、医学的な評価が必要です。
自費カウンセリングが向いている場合
診断や処方ではなく、気持ちを整理したい。
仕事を続けながら、あの子への思いを整理したい。
最期の治療選択への後悔を話したい。
安楽死や看取りの判断について整理したい。
動物医療の経過を含めて相談したい。
一般的なカウンセリングでは整理しきれなかった。
獣医師であり精神科医である専門家に話したい。
この場合は、自費カウンセリングとしての相談が合う可能性があります。
一般的な相談では整理しきれなかった方へ
ペットロスで仕事に行けない背景には、単なる悲しみだけでなく、複雑な後悔があることがあります。
「もっと早く気づけたのでは」
「あの治療を選ばなければよかったのでは」
「最期に苦しませてしまったのでは」
「仕事を優先したせいで、そばにいられなかったのでは」
「自分の都合で判断してしまったのでは」
こうした思いがあると、仕事に戻ること自体に罪悪感が出ることもあります。
「普通に働いている自分」が、あの子を忘れているように感じる。
仕事中に笑ったあと、罪悪感が出る。
忙しくしていると、あの子を置き去りにしたように感じる。
このような感覚は、一般的な励ましだけでは整理しきれないことがあります。
動物医療の現実と、精神医療としての心の反応の両方から整理することで、少しずつ自責の抱え方が変わる可能性があります。
獣医師であり精神科医である院長が行う専門的な時間
保谷駅前こころのクリニックの院長は、獣医師として動物医療に関わった経験があり、精神科医として人の心の診療にも携わってきました。
動物の病気、老い、治療、看取り。
そして、人の喪失、後悔、不眠、不安、抑うつ、仕事への影響。
その両方を見てきた立場から、ペットロスを考えます。
当院のオンライン自費ペットロスカウンセリングは、単に長く話を聞く時間ではありません。
動物医療の現実。
精神医療としての心身反応。
看取りの後悔。
自責の整理。
仕事を続けながら生活を立て直す視点。
あの子との関係の意味づけ。
これらを、限られた時間の中で整理していくための専門的な時間です。
そのため、誰にでも合うものではありません。
ただ、一般的な相談では整理しきれなかった方、動物医療の経過も含めて話したい方、獣医師であり精神科医である専門家に相談したい方にとっては、必要な時間になる可能性があります。
この自費カウンセリングは、誰にでも合うものではありません
当院のオンライン自費ペットロスカウンセリングは、誰にでも合うものではありません。
次のような方には、合わない可能性があります。
短時間で気分を楽にしてほしい方。
無料相談や無料フォローを希望される方。
診断書や休職判断を目的とする方。
薬の処方を希望される方。
緊急対応を必要としている方。
すぐに答えを出してほしい方。
動物の治療方針そのものについて判断を求める方。
また、強い希死念慮がある場合、生活が大きく破綻している場合、重度の抑うつや不安が疑われる場合には、自費カウンセリングではなく、医療機関での診療が必要です。
自費ペットロスカウンセリングは、医療の代わりではありません。
診療が必要な状態を、カウンセリングだけで対応するものでもありません。
高額であっても、専門性のある時間を必要とする方へ
ペットロスの相談は、誰に話すかによって、整理できる内容が変わることがあります。
友人や家族に話すことで楽になることもあります。
一般的なカウンセリングが支えになることもあります。
一方で、動物医療の経過や看取りの判断、仕事に戻ることへの罪悪感まで含む場合、通常の相談では話しきれないこともあります。
当院の自費ペットロスカウンセリングは、安さや回数の多さを前提にした相談ではありません。
「どうしてもこの視点で整理したい」
「動物医療と精神医療の両方を理解する専門家に話したい」
「一般的な相談では、あの子の最期の選択まで整理しきれなかった」
「仕事を続けながら、現実的に気持ちを整理したい」
そのような方に向けた、専門的な時間です。
費用は、一般的な相談より高めの設定となる予定です。
ただし、それは長く話すためではなく、限られた時間の中で、動物医療と精神医療の両方の視点から整理するためのものです。
誰でも気軽に受ける相談ではありません。
必要な方にだけ届けばよい相談です。
受診・相談前に整理しておくとよいこと
ペットロスで仕事に行けない場合、次の点を整理しておくと相談しやすくなります。
いつ亡くなったか。
どのような病気や経過だったか。
現在、眠れているか。
食事は取れているか。
仕事には行けているか。
何日くらい休んでいるか。
職場で集中できているか。
涙や不安、自責がどの程度あるか。
最期の場面が何度も浮かぶか。
死にたい気持ちがあるか。
薬物療法や診断書を希望しているか。
休職相談が必要か。
医療ではなく、気持ちの整理を希望しているか。
うまくまとめる必要はありません。
言葉にならないまま残っていることが多いのが、ペットロスです。
WEB問診などで先に書いておくことで、診察や相談の場で伝えやすくなることがあります。
よくある質問|ペットロスで仕事に行けないとき
Q1. ペットロスで仕事に行けないのは甘えですか?
甘えとは限りません。ペットロスでは、不眠、食欲低下、集中力低下、涙、自責、抑うつなどが起こり、仕事に行くことが難しくなる場合があります。生活への支障が強い場合は、心療内科・精神科で相談する目安になります。
Q2. ペットを亡くしたことで仕事を休んでもよいのでしょうか?
職場の制度や状況にもよりますが、有給休暇や勤務調整を使って一時的に休むことが必要な場合もあります。ただし、仕事に行けない状態が続く場合や診断書が必要な場合は、医療機関で状態を確認することが大切です。
Q3. 出勤前に涙が出て家を出られません。受診した方がよいですか?
出勤前に涙が出ること自体は、ペットロスで起こり得る反応です。ただし、それが続いて仕事に行けない、眠れない、食事が取れない、生活が保てない場合は、心療内科・精神科で相談を検討してください。
Q4. 職場で集中できず、ミスが増えています。
睡眠不足や強い悲しみ、自責が続くと、集中力や判断力が落ちることがあります。業務に支障が出ている場合は、無理を続ける前に状態を整理することが大切です。
Q5. 仕事中に急に涙が出そうになります。
ペットロスでは、写真、時間帯、会話、ふとした記憶などをきっかけに涙が出そうになることがあります。頻回に起こり、業務が続けられない場合は、医療相談の目安になります。
Q6. 家に帰ると崩れてしまい、翌日仕事に行けません。
帰宅後にあの子がいない現実を強く感じ、涙が出る、食事が取れない、眠れない状態が続くことがあります。翌日の出勤に影響している場合は、生活リズムを整える支援が必要になることがあります。
Q7. ペットロスで診断書は出ますか?
診断書は、ペットを亡くしたという事実だけで自動的に出るものではありません。不眠、抑うつ、不安、就労困難など、現在の症状と生活機能を医学的に確認したうえで判断します。診断書や休職相談が必要な場合は、保険診療としての診察が必要です。
Q8. ペットロスで休職することはありますか?
ペットロスをきっかけに強い不眠、抑うつ、不安、生活機能低下が生じ、仕事を続けることが難しい場合には、休職を検討することもあります。ただし、医学的な評価が必要です。
Q9. 心療内科では薬を出されますか?
必ず薬が出るわけではありません。睡眠、不安、抑うつ、仕事への影響を確認し、必要に応じて薬物療法を検討します。薬は悲しみを消すためではなく、生活を保つために症状を整える目的で使うことがあります。
Q10. 薬を飲むと、あの子を忘れてしまいませんか?
薬は、あの子を忘れるためのものではありません。眠れない、不安が強い、生活が保てないといった状態を現実的に整えるために使うことがあります。悲しみそのものを否定するものではありません。
Q11. ペットロスで仕事に行けない状態はどれくらい続くと問題ですか?
期間だけで判断するのではなく、眠れているか、食事が取れているか、仕事や家事がどの程度できているかが重要です。仕事に行けない日が続く、生活が崩れている、希死念慮がある場合は早めに相談してください。
Q12. 自費ペットロスカウンセリングでは仕事の相談もできますか?
診断書作成や休職判断は行いませんが、あの子を失った後の気持ち、仕事に戻ることへの罪悪感、看取りの後悔などを整理することはできます。医学的評価や診断書が必要な場合は、保険診療が必要です。
Q13. 保険診療と自費カウンセリングのどちらを選べばよいですか?
眠れない、食べられない、仕事に行けない、薬や診断書が必要な場合は保険診療が適しています。診断や処方ではなく、看取りや後悔、仕事を続ける中での気持ちを専門的に整理したい場合は、自費カウンセリングが合う可能性があります。
Q14. 死にたい気持ちがある場合はどうすればよいですか?
死にたい気持ちがある場合は、自費カウンセリングではなく、医療として早めの対応が必要です。差し迫った危険がある場合は、救急医療や精神科救急など、緊急の相談先につながることが大切です。※当院では対応困難です。
Q15. ペットロスで在宅勤務にしたい場合、相談できますか?
勤務形態の最終判断は職場との調整になりますが、不眠、不安、抑うつ、出勤困難などがある場合には、医療機関で状態を確認することがあります。診断書が必要な場合は、保険診療としての診察が必要です。
Q16. 1回の相談で仕事に戻れるようになりますか?
1回ですべて解決するとは限りません。ただし、現在の状態を整理し、医療が必要なのか、自費カウンセリングで気持ちを整理する段階なのかを分けることで、次に何をすべきかが見えやすくなることがあります。
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専門的に整理したい方へ
一般的な相談では整理しきれなかった方、動物医療の経過も含めて話したい方、獣医師であり精神科医である専門家に相談したい方には、オンライン自費ペットロスカウンセリングをご案内する場合があります。
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WEB問診・ご相談について
ペットロスで仕事に行けない、出勤前に涙が出る、職場で集中できない方は、まず現在の状態を整理することが大切です。
悲しみがあること自体は、あの子を大切に思っていた証でもあります。
ただし、その悲しみや後悔が不眠、食欲低下、仕事への支障、強い自責、抑うつにつながっている場合は、医療として状態を確認した方がよいことがあります。
保谷駅前こころのクリニックでは、受診前にWEB問診をご入力いただき、内容を確認したうえで、当院での対応が可能かを判断しています。
医療としての診療が必要な場合は、心療内科・精神科として状態を確認します。
診断書作成、休職相談、薬物療法、希死念慮への対応が必要な場合は、自費カウンセリングではなく、保険診療としての診察が必要です。
一方で、診断や処方ではなく、あの子を失ったあとの後悔や看取りの記憶、仕事を続ける中での気持ちを専門的に整理したい方には、オンライン自費ペットロスカウンセリングをご案内する場合があります。
オンライン自費ペットロスカウンセリングをご希望の方へ
あの子を失ったあとの悲しみは、仕事の時間だけ切り離せるものではありません。
「仕事に行かなければならない」
「でも、家を出ると涙が出る」
「職場では普通に振る舞わなければならない」
「仕事をしている自分に罪悪感がある」
そのような思いを抱えながら、日々を過ごしている方もいます。
当院のオンライン自費ペットロスカウンセリングでは、診断や処方を目的とせず、あの子を失ったあとの思いを整理する時間を設けています。
動物医療と精神医療の両方を知る立場から、
看取りの記憶、後悔、自責、悲しみ、仕事を続けながら生活を整えることについて、限られた時間の中で整理していきます。
これは、誰にでも合うものではありません。
また、医療診療の代わりになるものでもありません。
ただ、一般的な相談では整理しきれなかった方にとっては、あの子との時間をもう一度見つめ直す、大切な機会になるかもしれません。
ペットロスに伴う不眠、不安、気分の落ち込み、後悔、自責、仕事への支障でお困りの方は、WEB問診より現在の状況をご入力ください。
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西東京市・保谷・大泉学園エリアから通院しやすい駅前心療内科クリニックです。
