第72話「問診が、診断の精度に影響する──再診こそ、問診が効く理由」2/2|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第72話「問診が、診断の精度に影響する──再診こそ、問診が効く理由」2/2

第72話「問診が、診断の精度に影響する──再診こそ、問診が効く理由」2/2|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月18日

再診の方は特に、「前回から何が変わったか」が治療の精度を左右します。
眠れるようになったのか、悪化したのか
不安の波は減ったのか、増えたのか
薬の効果と副作用はどうか
仕事・家庭・環境に変化があったか


たとえば、睡眠薬ひとつ調整するにしても、「寝つきが良くなったのか」「途中で何回起きるのか」「悪夢が増えたのか」「朝がつらいのか」「午前中の眠気があるのかないのか」「昼間も眠気があるか」で、考えるべき選択肢が変わります。抗不安薬の調整では、「効いてたけど、効きすぎてるのか」「いまいち効かないのか」なども、重要なポイントです。
再診問診を事前に入力していただけると、医師は診察前に内容に目を通し、あなたの状況に合ったいくつかのプランを準備できます。
受診の前日に入力される方もいれば、来院直前にクリニックの前で入力されている方もいます。どちらでも構いません。大切なのは、「今のあなたのこころとからだの状態」が、言葉として残ることです。


問診は、診察を機械的にするためのものではありません。
むしろ逆で、限られた診察時間の中で、あなたの話したいことを置き去りにしないための「重要メモ」になります。
あなたがうまく言葉にできない不安、自分でも整理できていない変化、伝え忘れたくない大事なこと、それらを、医師が受け取れるようにする仕組みです。


うまく書けないときのコツ(短くてOK)
全部を完璧に書く必要はありません。迷ったら、これだけでも十分です。
いちばん困っていること(1行で)、いつから、きっかけ(思い当たれば)、
生活への影響(仕事・家事・睡眠など)、前回からの変化(再診の方)
あなたの言葉で大丈夫です。


あなたのこころは、数字や検査だけでは測れません。
だからこそ、「受診前の問診」が、診断と治療の精度を底上げしてくれます。
受診の前に、思い出せる範囲で構いません。
あなたとの対話を、楽しみにしています。

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