第83話 夢の中では元気だった――ペットの夢を見た朝、目覚めることがつらい方へ【東京・保谷駅前こころのクリニック】|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第83話 夢の中では元気だった――ペットの夢を見た朝、目覚めることがつらい方へ【東京・保谷駅前こころのクリニック】

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2025年12月23日

夢の中で、その子は元気でした。

走っている。
ごはんを食べている。
名前を呼ぶと、こちらを見る。

夢だとは思わない。

いつもの朝のように、手を伸ばします。

そこで目が覚める。

部屋は静かです。

一瞬、戻ってきてくれたと思った分だけ、現実が深く刺さります。

夢で会えたのに、うれしくない自分

「夢に出てきてくれてよかったね」

そう言われても、素直にうれしいとは思えないことがあります。

起きた瞬間、もう一度亡くなったように感じるからです。

夢の内容が穏やかでも、目覚めは苦しい。

反対に、最期の姿が夢に出て、眠ること自体が怖くなる場合もあります。

夢は、自分の意思で内容を選べません。

会いたい気持ちと、もう失いたくない気持ちが同時にあります。

夢を「何かの意味」に決めなくてよい

会いに来てくれた。
お別れを言いに来た。
苦しんでいる知らせではないか。

夢に意味を感じることがあります。

その受け止め方が支えになるなら、大切にして構いません。

ただ、意味を決められず苦しくなるなら、結論を出す必要はありません。

夢は、あの子からの答えでなくても、あなたの中にその子が生きているために生まれた時間かもしれません。

忘れないうちに、見たことだけを書いておく。

「元気だった」
「顔が見えた」
「起きたら悲しかった」

解釈より先に、夢と感情を分けて残します。

夢を見なくなっても、関係が消えたわけではありません。

夢でしか会えない時期から、起きている時間にも穏やかに思い出せる時期へ移ることがあります。

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