2025年12月30日
気づくと、猫さんの動画を開いている。
電車の中、昼休み、眠る前。
見たいというより、見てしまうに近い感覚で。
猫さんの動きには、安心の要素がたくさんあります。
丸くなる背中。ゆっくりした瞬き。ふわっとした毛並み。
人の脳は、そういう「危険が少ないサイン」に触れると、緊張を少しだけ下げられます。
だから猫さん動画は、あなたのこころが無意識に選んでいる安全地帯になっていることがあります。
でも、ときどき、こんなことが起きます。
見終わったあとに、なぜか胸がきゅっとなる。
現実に戻る瞬間が、少し重い。
それは、猫さんが悪いのではなく、現実の側が、あなたにとってしんどくなっているのかもしれません。
猫さん動画が増えるとき、背景にはよく「言葉にできない疲れ」があります。
仕事の圧、家の空気、人間関係。
大きな出来事がなくても、毎日の小さな緊張が積み重なると、こころは休める場所を探し始めます。
猫さんの世界は、説明しなくていい。戦わなくていい。
ただ眺めているだけで、心拍が少し落ち着く。
あなたがそこに向かうのは、とても自然なことです。
大切なのは、「やめる」より「増えすぎない」工夫です。
たとえば、寝る前の10分だけにする。
見終わったら、深呼吸をひとつ。
できれば、温かい飲み物や入浴など、からだの安心も一緒に用意する。
安心を、動画ひとつに背負わせないようにするイメージです。
猫さん動画に救われる夜があっていい。
ただ、猫さん動画がないと眠れない、現実に戻るのがつらい――そんな日が続くなら、睡眠や不安の土台を整えるタイミングかもしれません。
「最近、猫さん動画が増えたな」
それは、あなたのこころからの小さな通知です。
保谷駅前こころのクリニック
