2026年1月03日
「お酒を飲むと、すっと眠れる」
不眠でつらい夜ほど、その実感は強くなります。寝つけない苦しさが少しでも軽くなるならと。けれど、寝酒が続くほど 夜中に目が覚める(中途覚醒)、朝が早く来る(早朝覚醒)、夢が増える、翌日ぼんやりする――そんな形で代償の反応が出てくる方もいるかもしれません。
ポイントは、アルコールの作用が時間で違うことです。飲んだ直後は脳のブレーキ側(GABA)が働きやすくなり、入眠は楽になります。一方で、時間が経ってアルコールが抜けてくる頃、脳はバランスを取り戻そうとして反動が出やすくなります。すると、眠りは浅くなり、少しの物音や体の違和感で目が覚めやすくなる。これが「寝つけるのに、夜中に起きる」の典型的な流れです。
睡眠は、ただ意識が落ちて寝ているだけではありません。深い睡眠と浅い睡眠がリズムよく入れ替わることで、翌日の集中力や気分が整います。寝酒でそのリズムが乱れると、睡眠時間が足りていても 脳が休めた感じがしない ことがあります。朝から不安が濃い、動悸がする、体が重い――それはあなたの睡眠の質が落ちているサインかもしれません。
では、どうすればいいか。まず現実的に効くのは、酒の飲み方の設計を変えることです。
・寝る直前は避ける
・量を「いつもの一杯」で固定する
・アルコール以外の逃げ道を用意する
「飲まないと眠れない」と感じる方ほど、いきなりゼロにするより、まずは 時間を前倒し するほうが成功しやすいことがあります。
当院(保谷駅近く/西東京市・大泉エリアの心療内科・精神科・メンタルクリニック)では、不眠(寝つけない・中途覚醒・早朝覚醒)を、生活リズムやストレスと合わせて整理しながら治療方針を組み立てます。来院前にWEB問診で「飲む時間・量」「夜中に起きる時刻」「翌朝の気分」を書いておくと、原因の見立てが具体的になり、あなたに合った改善策につながりやすくなります。
保谷駅前こころのクリニック
