2026年1月06日
「最近、夢ばかり見る」「よく眠れない」
「寝たのに、心が休んだ気がしない」
不眠で受診を考える方の中に、こう話す方がいます。特に、寝酒が習慣になっている時期や、ストレスが強い時期に増えやすい感覚です。
睡眠には、大きく分けて ノンレム睡眠(深い眠り) と REM睡眠(浅い眠り) があります。REM睡眠は、体は休んでいるのに脳はある程度活動していて、夢を見やすい時間帯です。このREM睡眠は、気持ちの整理や記憶の調整に関わると考えられています。
アルコールは、眠りの前半を強くしてくれる一方で、睡眠のリズムを乱しやすい面があります。飲んだ直後は眠くなるのに、アルコールが抜けてくる頃に眠りが浅くなり、目が覚めやすくなる(中途覚醒)。その結果、後半の睡眠が細切れになり、REM睡眠が不安定 になったり、夢が増えたように感じることがあります。
ここで大切なのは、「夢が増える=悪い」ではないことです。問題は、夢の内容がつらい、目覚めた瞬間から不安が強い、睡眠時間はあるのに疲れが抜けない――という形で、生活に影響が出ていること。睡眠の質が落ちると、同じ出来事でもこころが揺れやすくなり、焦りや自己否定が強くなることがあります。あなたが弱いからではなく、脳が休めていないだけ、ということが本当にあります。
対策は、派手なものより整える発想が効きます。
・寝酒をするなら 就寝の3〜4時間前まで に飲み終える
・量を増やさない(「眠るための追加の一杯」を作らない)
・眠れない夜の代替手段を決めておく(入浴、呼吸法、軽いストレッチ)
・夜のスマホ時間を短くする(脳を起こし続けない)
当院(保谷駅前/西東京市・大泉エリアの心療内科・精神科・メンタルクリニック)では、「寝つき」「中途覚醒」「夢」「朝の不安」まで含めて睡眠を評価し、あなたの生活リズムに合わせて治療を組み立てます。来院前にWEB問診で、①飲酒の時間と量、②夜中に起きる時刻、③夢でしんどいか、④翌朝の気分、をメモしておくと、原因が見えやすくなります。夢が増えた夜ほど、あなたのこころは休み方を探しています。一緒に整えていきましょう。
保谷駅前こころのクリニック
