2026年1月08日
「飲むと楽になる」
その感覚は、嘘ではありません。
アルコールは、脳のブレーキ側に寄せて、緊張をいったん静めます。
だから不安が強い日ほど、手が伸びやすい。
でも問題は、効きめが短いことです。
時間が経ってアルコールが抜けてくると、反動で
• そわそわする
• 動悸がする
• 眠りが浅くなる(中途覚醒)
が起きやすくなります。
すると翌朝、
「また不安が強い」
「また眠れない」
→「じゃあ今夜も…」
となりやすい。
これが、セルフメディケーションの落とし穴です。
悪循環
不安(緊張・パニックの予感)
→ 飲酒で一時的に鎮静
→ 睡眠の質が落ちる/反動で不安が戻る
→ 不安が増えたように感じる
→ 飲酒量・頻度が増える
アルコールの問題と、不安などのメンタルの問題は、一緒に起こり得ることが指摘されています。
だからこそ、
「意志が弱い」ではなく、
「仕組みとして起こりやすい」を知ることが大切です。
今日からできる工夫
いきなり「やめる」より、以下が現実的です。
1 飲むなら時間を前倒し(寝る直前は避ける)
2 量の上限を決める(追加の一杯を作らない)
3 逃げ道をお酒以外にも用意する
(入浴/呼吸/散歩)
受診のサイン
• 飲まないと落ち着かない
• 量が増えてきた
• 朝の不安が続く
来院前にWEB問診で「飲酒の時間・量・翌朝の状態」を書いておくと、整理が早く進みます。
保谷駅前こころのクリニック
