第110話「アルコールと不安障害ーー落ち着くための一杯が不安を育ててしまうとき(お酒/不安/パニック)」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第110話「アルコールと不安障害ーー落ち着くための一杯が不安を育ててしまうとき(お酒/不安/パニック)」

第110話「アルコールと不安障害ーー落ち着くための一杯が不安を育ててしまうとき(お酒/不安/パニック)」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年1月08日

「飲むと楽になる」
その感覚は、嘘ではありません。

アルコールは、脳のブレーキ側に寄せて、緊張をいったん静めます。
だから不安が強い日ほど、手が伸びやすい。

でも問題は、効きめが短いことです。

時間が経ってアルコールが抜けてくると、反動で

• そわそわする
• 動悸がする
• 眠りが浅くなる(中途覚醒)

が起きやすくなります。

すると翌朝、

「また不安が強い」
「また眠れない」
→「じゃあ今夜も…」

となりやすい。
これが、セルフメディケーションの落とし穴です。

悪循環

不安(緊張・パニックの予感)
飲酒で一時的に鎮静
睡眠の質が落ちる/反動で不安が戻る
不安が増えたように感じる
飲酒量・頻度が増える

アルコールの問題と、不安などのメンタルの問題は、一緒に起こり得ることが指摘されています。

だからこそ、
「意志が弱い」ではなく、
「仕組みとして起こりやすい」を知ることが大切です。

今日からできる工夫

いきなり「やめる」より、以下が現実的です。

1 飲むなら時間を前倒し(寝る直前は避ける)
2 量の上限を決める(追加の一杯を作らない)
3 逃げ道をお酒以外にも用意する
 (入浴/呼吸/散歩)

受診のサイン

• 飲まないと落ち着かない
• 量が増えてきた
• 朝の不安が続く


来院前にWEB問診で「飲酒の時間・量・翌朝の状態」を書いておくと、整理が早く進みます。

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