2026年1月30日
夜勤、準夜、早朝、変則シフト。
仕事はこなせている。不安もない。気分も落ちていない。
ただ――眠る時間だけが、うまく噛み合わない。
そんな方が、実はとても多く受診されています。
「休みの日は眠れる」
「不安や抑うつはない」
「でも、次の勤務に備えて確実に眠りたい」
これは、甘えでも依存でもなく、
働く人としてとても合理的な希望です。
シフトワークの睡眠問題は「意思」では解決しない
シフトワークの睡眠問題は、
気合や生活改善だけで解決できるものではありません。
理由はシンプルです。
• 体内時計(概日リズム)がずれる
• 眠るべき時間帯に、脳が覚醒しやすい
•「眠らなきゃ」という意識が、さらに覚醒を強める
結果として、
•布団に入っても眠れない
•寝落ちしても途中で目が覚める
•睡眠時間が足りないまま勤務に入る
という状態が、繰り返されます。
「睡眠導入剤を使いたい」という希望
この層の方が、よく口にされるのは次のような希望です。
•「短時間だけ効いてほしい」
•「翌日に残らない薬がいい」
•「毎日ではなく、必要なときに使いたい」
これは、
楽をしたいからでも、頼り切りたいからでもありません。
「働くために眠る」
そのための調整手段として睡眠薬を使いたい、という考え方です。
短時間作用型の睡眠薬が向いているケース
不安や抑うつがなく、
問題が「入眠」に限られている場合、
•作用時間が短い
•翌日に残りにくい
•覚醒後の頭の重さが少ない
こうした特徴をもつ睡眠薬が、選択肢になることがあります。
重要なのは、
•どの時間帯に使うか
•どの勤務パターンで必要か
•どの頻度なら無理がないか
を、最初から設計することです。
医療で行うのは「調整」
この層に対して、医療が目指すのは
「毎日同じ薬を飲み続けること」ではありません。
•勤務表を見ながら使い分ける
•使わない日を意図的につくる
•効きすぎ・翌日への残りを避ける
•必要がなくなれば減らす・やめる
睡眠薬は、調整するものです。
とくにシフトワークでは、「調整前提」で使うことが重要になります。
「病気ではないから行かなくていい?」という迷い
よくある迷いです。
ですが、心療内科・精神科は
病気の人だけが来る場所ではありません。
•なぜ眠れないのかを整理する
•自分に合う効き方を見つける
•仕事を続けられる睡眠を確保する
これは、
働く人のコンディション管理でもあります。
シフトワークで働き続けるために
•不安も抑うつもない
•ただ、睡眠だけが不規則
•必要なときに、短く効く薬で調整したい
その考えは、正しいです。
睡眠は、根性では整いません。
設計と調整で整えるものです。
「この働き方を続けたいから、睡眠を確保したい」
そう思ったとき、医療は使っていい選択肢です。シフトワークで眠れないあなたへ
――「病気ではないけれど、睡眠は確保したい」という選択
夜勤、準夜、早朝、変則シフト。
仕事は回せている。不安もない。気分も落ちていない。
ただ――眠る時間だけが、うまく噛み合わない。
実は、こうした理由で受診される方はとても多くいます。
•「休みの日は眠れる」
•「不安や抑うつはない」
•「でも、次の勤務に備えて確実に眠りたい」
これは、甘えでも依存でもありません。
働き続けるための、合理的な希望です。
保谷駅前こころのクリニック
