2026年11月03日
「毎日5時間くらい眠れているから大丈夫」
そう思っていても、日中にイライラしやすい、仕事に集中できない、休みの日も疲れが抜けないと感じることはありませんか。
もし、いつもより2時間多く眠れるようになったら、体や気持ちにはどんな変化が起こるのでしょうか。
もちろん、睡眠時間を5時間から7時間に延ばせば、誰もが同じように変わるわけではありません。それでも、睡眠不足が続いている人では、睡眠を確保することで「少し楽になった」と感じることがあります。
イライラが減り、気持ちに余裕が生まれる
睡眠が足りない日が続くと、普段なら受け流せるような言葉に引っかかったり、小さな予定変更に腹が立ったりすることがあります。
睡眠時間を増やして休養がとれるようになると、気持ちの切り替えがしやすくなり、「まあいいか」と受け止められる場面が増える人もいます。
家族や職場の人にきつく当たってしまったあとで、「本当はあんな言い方をしたくなかった」と後悔する。そんなことが続いているなら、性格の問題と決めつける前に、睡眠時間が足りているか振り返ってみてもよいでしょう。
仕事のミスや、頭の働きに変化を感じることも
睡眠不足のときは、集中力や注意力が落ち、確認に時間がかかったり、簡単な作業でミスをしたりすることがあります。
睡眠を確保することで、朝の頭の重さが軽くなり、仕事に取りかかりやすくなる人もいます。仕事が速くなるというより、「何度も読み返す」「ぼんやりして手が止まる」といった時間が減り、結果として仕事を進めやすく感じることがあります。
睡眠を整える意欲が生まれる
朝の目覚めが少し楽になると、「もう少し睡眠を大切にしてみよう」という気持ちが生まれることがあります。
寝る前のスマートフォンを短くする、夕方以降のカフェインを控える、朝に光を浴びる。そうした工夫を試す余裕が出てくるのも、睡眠を見直すきっかけの一つです。
睡眠を整えることは、ただ長く寝ることだけではありません。朝起きたときに「休めた」と感じられるか、日中に強い眠気が出ていないかも大切な目安です。厚生労働省も、睡眠時間と睡眠による休養感の両方を大切にするよう呼びかけています。
血圧など、体の状態にも関係することがある
睡眠が短い状態や、眠っても休養感が得られない状態は、血圧などの健康状態とも関係しています。睡眠時間を確保することで、体の緊張がやわらぎ、血圧などの数値が落ち着く人もいます。
ただし、睡眠を7時間にすれば血圧が必ず下がる、という意味ではありません。血圧には体質や食事、運動、ストレス、病気など、さまざまな要因が関係します。血圧が高い場合は、睡眠だけで判断せず、医療機関で相談してください。睡眠時間を増やすことは、健康づくりの一つの土台と考えるとよいでしょう。
いきなり7時間を目指さなくても大丈夫
「明日から必ず7時間寝よう」と決めると、かえってプレッシャーになることがあります。まずは、いつもより30分早く寝る日をつくるなど、実行できる範囲から始めてみましょう。
必要な睡眠時間には個人差があります。7時間は全員に当てはまる正解ではありません。また、眠ろうとして早く布団に入っても眠れない、夜中に何度も目が覚める、十分眠ったはずなのに日中の眠気や疲れが続く場合は、睡眠時間だけでなく睡眠の質や睡眠障害が関係していることもあります。
5時間睡眠が当たり前になっているなら、まずは「自分に必要な睡眠時間を確保できているか」を見直してみてください。睡眠を少し大切にすることで、イライラや疲れ、仕事のしづらさに変化が出るかもしれません。
保谷駅前こころのクリニックでは、睡眠に関する相談を受け付けています。眠れない、睡眠時間が短い、眠っても疲れが取れないなどのお悩みが続く方は、当院ホームページのWEB問診からご相談ください。問診内容を確認し、当院で対応可能な方にWEB予約をご案内しています。
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