2026年10月20日
「最近、寝る時間が少しずつ遅くなっている」
「休みの日に夜更かししたら、日曜日の夜に眠れなくなった」
そんな経験はありませんか。
私たちの睡眠は、時計を見て始まるわけではありません。
身体の中には「体内時計」があり、眠くなる時間や目が覚める時間を調整しています。
体内時計は、放っておくとずれる
人間の体内時計は、外界の24時間と完全に一致して動いているわけではありません。
そのため、何も手がかりがなければ、睡眠と覚醒のリズムは少しずつずれていきます。
さらに現代の生活では、
・夜遅くまで明るい部屋で過ごす
・寝る直前までスマートフォンを見る
・休日だけ朝遅くまで眠る
・起床時刻が毎日違う
といった習慣が重なることで、体内時計が後ろへずれやすくなります。
「夜になっても眠くならない」のは、単なる気合いや意志の問題ではなく、身体がまだ「夜」だと認識していない可能性があります。
だから、朝の光が大切
体内時計を外の24時間に合わせる重要な手がかりが「光」です。
朝起きたらカーテンを開け、自然の光を目に入れる。
晴天でなくても、屋外の光は体内時計を整える刺激になります。
太陽を直接見つめる必要はありません。
朝の光を浴びることで、身体に
「朝になった」
という時刻情報を伝えることができます。
つまり、朝の光は「目を覚ますためのもの」であると同時に、「今夜眠る時間を整えるためのもの」でもあるのです。
「早く寝よう」より「同じ時間に起きよう」
睡眠リズムが乱れてくると、多くの方は、
「今日は早く寝よう」
と考えます。
しかし、眠気は自分の意思だけでは作れません。
むしろ意識したいのは朝です。
毎朝なるべく同じ時間に起きる。
カーテンを開ける。
朝の光を浴びる。
この繰り返しによって、体内時計が毎日調整され、夜の眠気も一定の時間に現れやすくなります。
睡眠を整えるなら、夜だけではなく「朝から始める」という考え方が大切です。
朝を固定すると、夜も整いやすくなる
睡眠は、夜だけ切り離して考えるものではありません。
起床時刻、朝の光、食事、活動、そして夜の明るさ。
こうした一日の流れ全体が、睡眠のリズムを作っています。
「何時に寝るか」ばかり気にしている方は、一度「何時に起きているか」に注目してみてください。
朝が決まると、一日の時計が動き始めます。
それでも眠る時間が整わないとき
朝の時間をそろえ、生活リズムを整えても、
「布団に入ってもなかなか眠れない」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝早すぎる時間に目が覚めてしまう」
といった状態が続くことがあります。
その場合には、生活リズムだけではなく、不眠症など別の要因を考える必要があります。
睡眠の問題は、「もっと疲れれば眠れる」「早く布団に入ればよい」とは限りません。
生活を整えても眠れないときは、睡眠について医療機関で相談するという選択肢があります。
保谷駅前こころのクリニックでは、睡眠に関するご相談にも対応しています。
「仕事や日常生活はできているけれど、最近どうも睡眠のリズムが整わない」
そのような段階でもご相談いただけます。
当院は完全予約制です。まずWEB問診をご記入いただき、内容を確認したうえで、当院で対応可能な方に予約をご案内しています。
保谷駅前こころのクリニック
