2025年11月24日
妊婦健診の日が近づくと、あなたのこころの揺れは大きくなりませんか。
「赤ちゃん元気かな」「体重、また増えていないかな」「先生に何か言われないかな」──
楽しみと同じくらい、不安も一緒にやってくる方は少なくありません。
エコーで動く赤ちゃんを見て、「あ、手を動かしてる」「顔が見えた!」と胸がいっぱいになる瞬間もありますね。
健診で、超音波写真をプリントアウトしてもらって、家の冷蔵庫に貼ったり、スマホで撮って何度も見返したり、パートナーや家族に「ここが頭でね」と説明したり。そんな小さな儀式は、妊娠生活の大事な楽しみのひとつです。
一方で、「もう少し体重コントロールしましょうね」と言われて落ち込んでしまったりもします。
頭では「妊娠中だから当たり前」と分かっていても、
「ちゃんとできていない自分」を責めてしまうこともあるかもしれません。
仕事を続けている方は、健診のたびに仕事を抜ける申し訳なさ、
休職中の方は、「こんなに休んでいていいのかな」という焦り、
家に帰れば、パートナーや家族からの何気ない一言に、
必要以上に傷ついてしまうこともあるかみしれません。
でも、妊婦健診に通い続けて、
赤ちゃんの様子を確認して、超音波の写真を大事に持ち帰っていること自体、
すでに「赤ちゃんを大切にしている」立派な行動です。
多少の体重増加や、疲れやすさ、気分の波があるからといって、
あなたがダメなお母さんなのではありません。
ただもし、眠れない日が続く、涙が止まらない、何をしても楽しめない、
健診に行くのさえつらい──そんな状態が長く続くときは、
それは「がんばりが足りない」からではなく、
こころの不調のサインかもしれません。
そのときは、産婦人科の先生や助産師さんに
「最近、気持ちがしんどくて…」と一言だけでも伝えてみてください。
また、必要であれば、心療内科で妊娠中のこころのケアを受けることもできます。
通院は、「からだ」と同じくらい「こころ」を見つめ直す時間でもあります。
笑顔になることも、涙が出ることも、どちらも自然なプロセスです。
赤ちゃんのために、そしてあなた自身のために、
誰かに頼ってもらえたらと思います。
保谷駅前こころのクリニック
