2026年10月08日
大事な説明を終えた。締め切りにも間に合った。
帰り道では「これで、ようやく眠れる」と思っていた。
ところが、布団に入ると目がさえている。
疲れているのに、頭の中では今日の仕事が続いている。
『ちいかわ』に登場するハチワレの「なんとかなれ」という言葉。目の前の難しい場面を乗り切りたいとき、自分にもそんな掛け声が欲しくなることがあります。
でも、なんとか乗り切れたことと、その夜に休めることは、別の話です。
仕事は終わったのに、頭の中では終わらない
「あの説明で伝わっただろうか」
「見落としがあったら、明日連絡が来るかもしれない」
もう対応することはないはずなのに、確認したくなる。仕事のメールを開き、安心したつもりが、また別のことを考え始める。
仕事や人間関係への心配は、不眠のきっかけになることがあります。予定が終わっても、考え続ける状態や緊張がすぐに収まるとは限りません。
「終わった仕事を、頭の中でもう一度働いている。」
そんな夜が続くときは、寝つけないことを気合いで片づけず、睡眠の状態を見直してみてください。
夜の確認に、終わりをつくる
寝る前に気になることが浮かぶなら、翌日に確認することを短くメモしてみましょう。
「明日、資料の数字を確認する」
「連絡が来たら、そのとき対応する」
解決まで考えるのではなく、次にすることだけを書いて、仕事の画面を閉じる。就床までの時間は、照明を落とし、落ち着いて過ごす時間に切り替えていきます。
疲れを取ろうとして寝酒を増やしたり、眠れなかった翌朝に起きる時刻を大きく遅らせたりすることは、避けたい対処です。
それでも寝つけない夜が続くなら、生活上の工夫だけで抱え込む必要はありません。
仕事に行けていても、睡眠は相談できます
受診時には、仕事の経緯をすべて説明しようとしなくても大丈夫です。
「大事な仕事が終わったあとも、夜に考え続けて寝つけない」
「朝は起きて出勤しているが、眠れない日が続いている」
まずは、そのように伝えてください。寝つくまでの時間、夜中に目が覚めるか、翌日の眠気や疲れなどを確認し、治療を検討します。睡眠習慣の調整に加え、状態に応じて薬物療法を検討します。
なんとかなれーとガンバらなくてよいのです。
保谷駅前こころのクリニックでは、睡眠・不安に関するご相談をお受けしています。
当院は完全予約制です。受診をご希望の方は、まずWEB問診に、眠れない状況とこれまでの治療歴をご記入ください。医師が内容を確認し、当院で対応可能と判断した方にWEB予約をご案内します。
保谷駅前こころのクリニック
