2025年12月19日
自分の体は無事なのに、なぜか体調が悪くなる──そんなことがあります。
「もし自分が…」と想像が止まらない。胸がざわつく。息が浅くなる。吐き気がする。眠れない。
それは、気のせいではありません。あなたのこころが弱いからでもありません。
人は、事故や災害の情報に触れると、脳が「自分の身にも起こりうるかもしれない」と判断して、からだを緊張モードに切り替えます。すると、からだは逃げる準備を始めてしまい、動悸・吐き気・過呼吸・不眠といった症状が出ることがあります。
とくに、もともと不安が強い方、強いストレスの中にいる方、感受性が高い方、睡眠不足や疲労が続いている方は、反応が強く出やすくなります。疲れているときほど、心の警報は鳴りやすいのです。
いまが夜なら、まずは「こころ」より先に「からだ」を落ち着かせてみてください。ニュースで揺れた直後は、考えを止めようとしても止まりません。先にからだのスイッチを少し下げるほうが、回復が早いことが多いです。
今夜は、続報・コメント欄を追わない。通知も切る。
「知る必要がある情報」と「浴びてしまう情報」は違います。
次に、いま・ここへ戻す小さな方法を。
目に入るものを、ゆっくり5つ。触れている感覚を、ゆっくり3つ(椅子の硬さ、足の裏、服の感触)頭で感じてください。呼吸は「長く吐く」を2〜3回。それだけで、心の警報レベルは少し下がると思います。
そして、言葉にして外に出す。
メモでもいいので「私はニュースを見て反応した。いま怖い。体が緊張している。」と書いてみてください。言葉にすると、頭の中の渦が、少しだけ固まりはじめます。
ニュースで揺れたあなたの反応は、異常ではなく「自分を守ろうとした結果」です。
今夜はまず、情報から少し距離を置いて、あなたのからだを落ち着かせることを最優先にしてみてください。
