第101話「芝生公園の思い出──ペットロスと、あの子と過ごした場所」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第101話「芝生公園の思い出──ペットロスと、あの子と過ごした場所」

第101話「芝生公園の思い出──ペットロスと、あの子と過ごした場所」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年1月02日

休みの日によく出かけていた、あの芝生の公園。
嬉しそうに走り回って、ときどき振り返っては、

「早くおいでよ」と言うように尻尾を振っていたあの子。

たくさん走ったあと、ベンチや芝生に一緒に座って、
息を切らしながら並んで休んだ時間。
空の色や、風の匂いまで覚えているような気がする──

あの子を見送ったあと、
ふと、その公園の前を通りかかっただけで、
胸がぎゅっと痛くなったり、涙がこぼれてしまったりすることも。

「もういない」ことを突きつけられるようで、
公園に近づけなくなってしまう方もいるかもしれません、
逆に、あえて足を運び、静かにベンチに座って涙を流す方もいるかもしれません。

どちらも、ペットロスの中でとても自然な反応です。

楽しかった場所、何度も通った散歩コースは、
同時に「喪失を一番強く感じる場所」にもなりやすいからです。
公園の芝生を見た瞬間、
頭で考えるより先に、からだとこころが思い出してしまいます。

「こんなことで泣いてしまう自分はおかしいのでは」
「もう時間もたったのに、公園を見るだけでつらくなるなんて弱いのでは」
そうやって、自分を責めてしまう方もいますが、
それだけ、その場所が、あの子との大切な思い出で満ちていたということでもあります。

ペットロスのつらさは、単に「悲しい」の一言では片づけられません。
楽しかった時間、幸せだった瞬間が鮮やかであればあるほど、
その分だけ、涙もあふれてきます。

もし今、
芝生公園や散歩コースのことを思い出すたびに、
胸が痛んで苦しくなるとしたら、
それは「あなたのこころが壊れてしまった」のではなく、
まだ癒える途中のこころの反応かもしれません。

あの子と走った公園のこと。
一緒に疲れて座り込んだこと。
もう一度だけ、あの時間に戻りたいと思うこと。

そうした気持ちは、
心療内科やペットロスのカウンセリングで話していいテーマです。

忘れてしまうためではなく、
あの子との思い出を大切に抱えながら、
今の生活を少しずつ取り戻していく
ために。

あの場所を思い出したときに、
涙だけでなく、少しだけあたたかさも感じられるように──
そのお手伝いができればと思っています。

保谷駅前こころのクリニック

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