2025年11月25日
大切な人や「あの子」との別れのあと、
手元に残るもののひとつに、「花」があります。
お別れの場に飾られた花。
誰かがそっと贈ってくれた花。
自分の手で選んで、静かな場所に置いた花。
花は、言葉をほとんど持ちません。
けれど、その色やかたち、香りのやわらかさが、
「悲しいね」「よく頑張ったね」「ここにいるよ」と、
代わりに語りかけてくれることがあります。
つらい記憶と結びついて、
花を見るのもしんどく感じられる時期もあります。
一方で、日がたつにつれて、
亡くなった人やあの子を思い出しながら、
一輪だけ、小さな花を飾ってみたくなる日も訪れます。
それは、「忘れない」という決意ではなく、
心の中にある思い出を、
いまの自分の生活のそばに、そっと置き直すような行為かもしれません。
グリーフケアのなかで、
花はときどき「小さな儀式」の役割を担ってくれます。
節目の日に一輪だけ買って帰ること。
ベランダや庭の花に、「おはよう」と声をかけてみること。
そんなささやかな習慣が、
心の奥にある悲しみと、少しずつ折り合いをつけていく助けになることがあります。
保谷駅前こころのクリニックでは、
花のある風景や、小さな儀式を大切にしながら、
あなたのグリーフに寄り添いたいと考えています。
花を見るのもつらい日も、
一輪の花に支えられる日も、
どちらのあなたも、そのまま受けとめる場所でありたいと思っています。
グリーフケアクリニック
保谷駅前こころのクリニック
