第438話 親の物忘れが気になりはじめた方へ|軽度認知障害(MCI)の段階で相談するという選択|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第438話 親の物忘れが気になりはじめた方へ|軽度認知障害(MCI)の段階で相談するという選択

第438話 親の物忘れが気になりはじめた方へ|軽度認知障害(MCI)の段階で相談するという選択|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年6月09日

最近、物の名前がすぐに出てこない。

同じことを、家族に何度も聞いてしまう。

予定や約束を忘れることが増えた。

買い物に行っても、何を買うつもりだったか思い出せない。

鍵、財布、通帳、保険証などを探すことが増えた。

このような変化があると、「年齢のせいなのか」「認知症の始まりなのか」と不安になることがあります。

物忘れには、年齢とともに自然に増えるものもあります。

一方で、認知症の前段階とされる、軽度認知障害、いわゆるMCIが関係していることもあります。

MCIは、認知症と診断される前の段階として知られています。

日常生活は、まだ大きく崩れていない。

一人で歩いて通院できる。

会話もできる。

身の回りのことも、ある程度できている。

けれども、以前と比べると、明らかに物忘れが増えている。

そのような段階で、一度状態を確認しておくことには意味があります。

MCIは「まだ大丈夫」と言い切れない段階です

軽度認知障害という言葉は、少しわかりにくいかもしれません。

認知症と診断されるほどではない。

しかし、年齢相応の物忘れだけとも言い切れない。

その中間にある状態として考えられます。

この段階では、ご本人が不安を感じていることもあれば、家族の方が先に変化に気づいていることもあります。

「同じ話が増えた」

「予定を忘れることが増えた」

「薬の管理が少し心配になってきた」

「料理や買い物の段取りに時間がかかるようになった」

「以前より外出に不安が出てきた」

こうした変化がある場合、まだ生活が大きく崩れていない時期に、状態を確認しておくことが大切です。

認知症がかなり進んでから相談するのではなく、物忘れが気になりはじめた段階で相談する。

それが、物忘れ外来の大切な役割です。

当院の物忘れ外来は、進行した認知症のBPSD対応を主目的とする外来ではありません

認知症の診療には、いくつかの段階があります。

物忘れが気になりはじめた段階。

MCIが疑われる段階。

軽度の認知症が疑われる段階。

さらに進行して、徘徊、強い興奮、暴言、暴力、幻覚、妄想、介護拒否、昼夜逆転などが目立つ段階。

当院の物忘れ外来は、主に前半の段階を対象としています。

まだご本人が歩いて来院できる。

診察室で会話ができる。

日常生活が完全には崩れていない。

そのような方の物忘れを確認し、必要に応じて検査や治療方針を検討する外来です。

一方で、認知症が進行し、強い興奮、暴力、徘徊、介護困難、幻覚妄想などのBPSDが中心となっている場合には、より専門的な体制や入院設備、地域支援との連携が必要になることがあります。

当院は、進行した認知症のBPSD対応を主目的とする外来ではありません。

その前の段階である、物忘れ、MCI、軽度認知症が疑われる時期に、状態を確認する外来としてご利用いただくことを想定しています。

院長は、認知症専門病院で認知症の経過と看取りを経験してきました

当院の院長は、認知症専門病院で認知症診療に関わり、進行した認知症の経過や、最終段階でのお看取りまで経験してきました。

認知症は、物忘れだけで終わる病気ではありません。

進行すると、生活能力が少しずつ落ちていきます。

食事、着替え、入浴、排泄、移動、会話。

それまで当たり前にできていたことが、少しずつ難しくなっていくことがあります。

ご本人の不安。

ご家族の戸惑い。

介護する側の疲れ。

認知症専門病院では、そうした経過を、病気の始まりから終末期に近い段階まで見ていくことがあります。

院長は、そのような現場で、認知症の進行した段階と、最期までの経過に関わってきました。

だからこそ、認知症がかなり進んでからではなく、まだ歩いて通院できる段階、まだ会話ができる段階、まだ生活が大きく崩れていない段階で、物忘れを確認することを大切にしています。

進行してからでは、できることが限られてくる場面があります。

一方で、MCIや軽度認知症が疑われる段階であれば、検査、生活の見直し、治療選択肢、今後の方針について、比較的落ち着いて考えられる場合があります。

当院の物忘れ外来は、認知症の進行した段階まで知っている院長が、早い段階の物忘れに向き合う外来です。

「歩いて来られる段階」で相談する意味

保谷駅前こころのクリニックは、保谷駅北口すぐの駅前クリニックです。

駅前にあるクリニックの特性から、当院の物忘れ外来では、まだご本人が自分で歩いて来られる段階の方を想定しています。

ご本人が通院できる。

診察で話ができる。

家族の方と一緒に状況を整理できる。

必要に応じて、今後の検査や治療について相談できる。

この段階であれば、できることが残っている場合があります。

「もっと悪くなってから受診する」のではなく、「まだ生活が保たれている今のうちに確認する」という考え方です。

物忘れは、ご本人だけで抱えていると、不安が大きくなりやすい症状です。

一方で、家族だけが心配していても、ご本人が受診につながらないこともあります。

だからこそ、駅前で通いやすい場所にある物忘れ外来で、まず状態を整理することには意味があります。

MCIの段階で、治療選択肢を検討できる場合があります

近年、アルツハイマー病による軽度認知障害や軽度認知症の段階で、進行を抑えることを目的とした治療薬が使われるようになってきました。

ただし、すべての物忘れに使える薬ではありません。

年齢に伴う物忘れなのか。

MCIが疑われるのか。

アルツハイマー病によるMCIの可能性があるのか。

睡眠不足、不安、うつ状態、薬の影響、体の病気などが関係していないか。

こうした点を確認する必要があります。

MCIの段階で薬を試したいと考える方にとっても、まず大切なのは、「今の物忘れがどの段階にあるのか」を整理することです。

治療薬の対象になるかどうかは、診察だけで簡単に決まるものではありません。

必要に応じて、認知機能検査、画像検査、専門医療機関との連携などを含めて検討します。

当院では、認知症診療の経験を踏まえ、現在の物忘れがどのような状態なのか、MCIや軽度認知症の可能性があるのかを確認しながら、現実的な治療方針を考えていきます。

物忘れの背景には、認知症以外の要因が隠れていることもあります

物忘れがあるからといって、すぐに認知症と決まるわけではありません。

睡眠不足。

不安。

うつ状態。

強いストレス。

薬の影響。

生活リズムの乱れ。

体の病気。

こうした要因によって、集中力や記憶力が落ちているように見えることがあります。

特に高齢の方では、不眠や気分の落ち込みがあると、物忘れが目立ちやすくなることがあります。

「最近ぼんやりしている」

「会話の反応が遅い」

「意欲が落ちている」

「外出が減った」

「眠れていない」

このような状態が重なると、認知機能の低下と見分けがつきにくいことがあります。

物忘れ外来では、単に記憶力だけを見るのではなく、睡眠、気分、不安、生活状況、服薬内容なども含めて確認していきます。

このような方はご相談ください

最近、物忘れが増えたと感じる。

家族から、同じ話が多いと言われる。

予定や約束を忘れることが増えた。

薬の飲み忘れが気になる。

通帳、鍵、財布、保険証など、大事な物を探すことが増えた。

料理や買い物の段取りに時間がかかるようになった。

認知症なのか、年齢相応なのか不安がある。

MCIの段階で試せる治療薬について相談したい。

軽度のうちに、今後の方針を確認しておきたい。

このような段階であれば、物忘れ外来で状態を整理する意味があります。

まだ歩いて来られる。

まだ生活が大きく崩れていない。

けれども、以前とは違う物忘れがある。

その段階で相談することが大切です。

進行してからではなく、物忘れの段階で

認知症は、進行してから初めて問題になるものではありません。

むしろ、生活が保たれている段階で変化に気づき、状態を確認しておくことが大切です。

院長は、認知症専門病院で、進行した認知症の経過や看取りまで経験してきました。

その経験があるからこそ、早い段階で物忘れを確認することの意味を重視しています。

MCIの段階では、今後の変化を見ながら、必要に応じて治療選択肢を検討できる場合があります。

もちろん、すべての方に薬が使えるわけではありません。

しかし、物忘れが気になりはじめた段階で受診することで、加齢による変化なのか、MCIが疑われるのか、他の要因が関係しているのかを整理しやすくなります。

「まだ大丈夫」と思っているうちに、相談できる段階があります。

ご本人が歩いて来院できるうちに。

家族と一緒に状況を説明できるうちに。

生活が大きく崩れる前に。

物忘れについて、一度外来で確認してみることをおすすめします。

保谷駅前こころのクリニックは、西武池袋線・保谷駅北口すぐ、いなげや保谷駅前店2階にあります。

雑居ビルではなく、駅前のスーパー2階にある医療モール内のクリニックで、日曜も診療しています。

物忘れが気になりはじめた方、MCIの段階で治療選択肢を検討したい方は、まずWEB問診から現在の状態をご入力ください。

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