第454話 日曜の夜になると不安が強くなる方へ|月曜前に眠れない・仕事のことが頭から離れないとき【保谷・ひばりヶ丘・大泉学園・東久留米】|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

〒202-0004東京都西東京市下保谷4丁目14−20いなげや保谷駅前店2階

WEB問診・予約
保谷駅前こころのクリニックサブメインビジュアル

第454話 日曜の夜になると不安が強くなる方へ|月曜前に眠れない・仕事のことが頭から離れないとき【保谷・ひばりヶ丘・大泉学園・東久留米】

第454話 日曜の夜になると不安が強くなる方へ|月曜前に眠れない・仕事のことが頭から離れないとき【保谷・ひばりヶ丘・大泉学園・東久留米】|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年6月12日

最初は、一つの心配だった。

「明日の会議、大丈夫かな」

それだけだった。

ところが考えているうちに、

上司への報告も気になる。

終わっていない仕事も気になる。

今週の締切も気になる。

電車でちゃんと会社へ行けるかも気になる。

今夜眠れるかも気になる。

このまま仕事を続けられるのかまで気になってくる。

一つだった心配が、いつの間にか一週間全体へ広がっている。

日曜日の夜に不安が強くなる方を診ていると、私は不安の「強さ」だけでなく、

「どこまで広がっているか」

を見ることがあります。

私はこれを、

「不安の面積」

と考えることがあります。

一つの心配から、別の心配へ移っていませんか

例えば、

「明日の会議で発表する」

これは具体的な問題です。

資料を確認する。

発表内容を見る。

開始時間を確認する。

準備ができれば、いったん終わります。

ところが不安が強くなっていると、

「発表で失敗するかもしれない」

から、

「上司に評価を下げられるかもしれない」

「仕事ができない人だと思われるかもしれない」

「この会社でやっていけないかもしれない」

「転職しても同じかもしれない」

と、問題の範囲が広がっていきます。

最初は明日の会議だけだったはずなのに、

最後には自分の将来全部を考えている。

この「広がり方」は、不安を見るうえで大切です。

不安には「深さ」だけでなく「面積」があります

「不安は何点ですか」

と聞けば、

10段階で7。

8。

9。

と強さを表せます。

しかし診察では、私はもう一つ見たいことがあります。

仕事だけなのか。

睡眠にも広がっているのか。

通勤にも広がっているのか。

人間関係にも広がっているのか。

休日にも広がっているのか。

将来のことまで広がっているのか。

一つの問題に対して強く不安になることと、

次々に別の対象へ不安が移っていくことは、

少し違います。

私は、

「不安が強くなったか」だけではなく、

「不安に使われる生活の面積が広がっていないか」

を見るようにしています。

日曜日の夜は「分からないこと」が多い時間です

日曜日の夜には、まだ月曜日が始まっていません。

だから、分からないことがたくさんあります。

上司の機嫌は分からない。

仕事量も分からない。

急な依頼が来るかも分からない。

会議で何を聞かれるかも分からない。

自分の体調がどうなるかも分からない。

不安が強いと、

この「分からない」をそのまま置いておくことが難しくなります。

そこで頭は、

何が起きるか先に全部考えておこう。

失敗しないように準備しておこう。

悪い可能性も確認しておこう。

と動き始めます。

しかし、未来には考えても今夜は答えが出ないことがあります。

私は、

「答えの出ない未来に、答えを出そうとして夜を使い切らない」

という考え方も大切だと思っています。

「考える」と「備える」は違います

不安があると、

「考えておかないと危ない」

と感じることがあります。

でも、考える時間の長さと準備の量は同じではありません。

例えば、

明日の会議資料を10分確認する。

これは準備です。

そのあと2時間、

失敗した場面。

怒られた場面。

評価が下がった場面。

退職することになった場面。

まで想像する。

これは、準備とは少し違います。

実際に明日の自分ができることが増えていないのに、

不安だけが増えている。

そういう状態があります。

そこで、

「今夜できることは何か」

と、

「今夜考えても分からないことは何か」

に分けてみる。

明日の資料を確認する。

目覚ましをかける。

服を準備する。

ここまで終わったら、

相手がどう言うか。

明日どんな一日になるか。

そこから先は、月曜日の自分へ返す。

不安をゼロにするのではなく、

今夜扱う範囲を狭くする。

私は、この考え方が使いやすいと思っています。

「仕事が不安」から「何もかも不安」になっていないか

最初は仕事のことだけだった。

ところが最近、

眠れるか心配。

体調も心配。

電車も心配。

人と話すのも心配。

休日の予定も心配。

自分の将来も心配。

というように、不安の対象が増えてくる方がいます。

この場合、

「日曜の夜だけの問題」

として考えない方がよいことがあります。

不安が、

どのくらいの期間続いているのか。

仕事以外にも広がっているのか。

自分で止めようとしても止まりにくいのか。

睡眠や集中力、身体症状にどの程度影響しているのか。

そこまで含めて確認することがあります。

ここは診断名を自分で決める必要はありません。

「全般性不安障害なのではないか」

と結論を出してから受診する必要もありません。

診察で重要なのは診断名を当てに来ることではなく、

自分の不安が以前と比べて、

どれくらい強くなり、

どれくらい広くなったのかを確認することです。

不安を全部まとめて「仕事のせい」にしない

仕事がきっかけになっていると、

「仕事を辞めれば全部治るのではないか」

と考えることがあります。

反対に、

「仕事なんだから我慢するしかない」

と考えることもあります。

しかし、その二択にする前に、

何に反応しているのか。

仕事中だけなのか。

仕事を離れても続くのか。

不安の対象が増えているのか。

睡眠まで崩れているのか。

身体症状が出ているのか。

現在の状態を一度分けて見ることが大切です。

不安が一つの問題に結びついているのか。

それとも、不安そのものが生活のあちこちへ広がってきているのか。

ここによって、考え方も変わります。

日曜夜の不安を「誰でもある」で終わらせない目安

日曜日の夜に少し憂うつになること自体は珍しくありません。

しかし、

毎週かなり長い時間、仕事を考えている。

一つの心配から次々に別の心配へ移る。

眠れなくなる。

動悸や胃の不快感が出る。

仕事以外のことまで不安になる。

休日にも回復しない。

集中力が落ちている。

以前より「心配している時間」が明らかに増えた。

そのような変化があるなら、

「みんな月曜日は嫌だから」

だけでは説明しきれない場合があります。

大切なのは、

月曜日が好きか嫌いかではありません。

「不安が、自分の生活をどのくらい使うようになったか」

です。

WEB問診には「不安の強さ」だけでなく「どこまで広がっているか」を書いてください

例えば、

「日曜日の夜になると不安になります」

でも構いません。

さらに、

「最初は月曜日の会議だけが心配でしたが、最近は上司との関係、仕事のミス、眠れるかどうか、今後仕事を続けられるかまで次々に考えるようになりました」

と書いていただけると、不安の広がりが分かりやすくなります。

診断名を書く必要はありません。

何から不安が始まり、

どこまで広がっていくのか。

それを、そのまま書いてください。

当院は完全予約制です。

ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。

予約枠が限られる小規模クリニックのため、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。

「一つだった心配が、いつの間にか生活全体へ広がっている」

そう感じる方は、

最初に何が気になり、そこから何を考えるようになったのか、そのままWEB問診に書いてみてください。

保谷駅前こころのクリニック

TOP