第53話「仕事に行くだけで動悸、涙…それは適応障害の初期サイン?」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第53話「仕事に行くだけで動悸、涙…それは適応障害の初期サイン?」

第53話「仕事に行くだけで動悸、涙…それは適応障害の初期サイン?」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月09日

朝の身支度をしただけで胸がザワザワする。

通勤電車に乗ると涙がこみ上げてくる。

会社の最寄り駅に近づくほど、動悸が強くなり、足が前に進まない──。

「こんなことで休んでいいはずがない」「ただの甘えだ」と自分に言い聞かせながらも、つらさをごまかせなくなってきている方は少なくありません。

しかし、「仕事に行こうとする場面でだけ」不調が強くなるのは、こころとからだが限界に近づいているサインであり、適応障害の初期段階かもしれません。

適応障害は、部署異動や上司との関係、急な業務量の増加、雰囲気の悪い職場など、明らかなストレスがきっかけとなって起こる状態です。

つまり、「会社に向かう」という日常の場面そのものが、あなたのこころにとって大きな負担になってしまっているのです。

あなたの体にこんな変化はありませんか?

休みの日はまだ大丈夫なのに、前日になると眠れない、日曜の夕方になると、気分が重く沈んでくる、通勤電車に乗ると、息苦しさや涙が出てくる、会社の人の顔を思い浮かべただけで、胃がキリキリ痛む

これらは、強いストレスに自律神経が振り回されている、れっきとした医学的なサインです。

そのまま無理を重ねると、心身がすっかり疲れ切って、うつ病へ移行してしまうこともあります。

「もう動けなくなってから」ではなく、少しでも早い段階で相談するほど、回復はスムーズです。

心療内科では、いまの不調がどれだけ長く続いてきたのか、どんな出来事が重なってきたのかを一緒に整理しながら、職場環境との関連、休職すべきかどうか、働き方や勤務時間の調整、必要に応じ薬の検討といったポイントを、あなたのペースに合わせて考えていきます。

「ただ話を聞いてもらっただけでも、だいぶラクになりました」とおっしゃる方も少なくありません。

仕事に行くだけで動悸や涙が出てしまうとき、あなたが弱いのではなく、こころが必死に「これ以上は負担だよ」と知らせてくれているのです。

もし今、通勤が怖い、職場の最寄駅に近づくと胸が苦しくなる──そんな日が続いているなら、いちど心療内科で話してみませんか。

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