2025年12月10日
「ビタミンB配合」という言葉を目にすることがあります。
でも、「ビタミンBって、なにをしているの?」と改めて問われると、もうお手上げと感じる方も多いかもしれません。
ビタミンBは「エネルギー係のスタッフ」
ビタミンBは1種類ではなく、B1・B2・B6・B12・葉酸・ナイアシン…といったビタミンBチームの総称です。
どれも共通して、食べ物を、からだと脳が使えるエネルギーに変えるときの裏方スタッフとして働いています。炭水化物からエネルギーを作るのを手伝う、脂肪の燃焼や、皮膚・粘膜の健康を支える、神経の働きや、心の安定に関わる物質づくりを助けるなど。
もしこのスタッフが足りなくなると、疲れやすい、だるさが抜けない、口内炎ができやすい、イライラしやすい、気分が落ち込みやすいといった形で、「なんとなく調子が悪い」というサインとして現れることがあります。
ストレスやお酒と、ビタミンB
ビタミンB群は、水に溶けやすく、ストレスやお酒で消費されやすい性質があります。
忙しい時期が続いて、食事からの栄養摂取が低下した生活が続くと、エネルギーを作るための「ビタミンBの裏方」が足りなくなり、「休んでも休んだ気がしない」「眠っても疲れが抜けない」という感覚につながることがあります。
食事でとるビタミンB
ビタミンB群は、豚肉、魚、卵、大豆、緑黄色野菜といった、身近な食材に多く含まれています。
完璧な栄養バランスを目指す必要はありませんが、主食+タンパク質+野菜を基本のセットにするといった工夫だけでも、ビタミンBチームが働きやすい土台づくりになります。
サプリと心の不調の関係
よくあるご相談として、「ビタミンのサプリを飲んでいるのに、気分の落ち込みや不安が良くなりません」というものがあります。
ビタミンBは、土台として大事な栄養素ですが、うつ、適応障害、不安障害、睡眠障害、職場の人間関係、外部環境といった、こころの病気や環境のストレスそのものをサプリだけで解決することは難しいのも現実です。
大事なのは、「栄養のベースを整えながら、こころの状態や生活のストレスも一緒に見直していく」という視点です。
「なんとなく疲れが抜けない」と感じたら
もし、疲れやすくなった、熟眠感がない、イライラする、落ち込む、食生活が乱れている、そんな状態が続いているときには、ビタミンBをはじめとした栄養の問題だけでなく、睡眠の質の問題、仕事や家庭のストレスの問題、こころの病気の問題が、複雑に絡み合っていることも少なくありません。
そもそも「サプリを使う」か「使わない」かの二択ではなく、一度立ち止まって、こころとからだの両方から全体の状況を整理してみることが大切だと思います。
疲れやすさや気分の不調が続くとき、ビタミンBの話も含めて、クリニックで一緒に、あなたのこころとからだについて振り返ってみませんか。
保谷駅前こころのクリニック
