第60話「救急を受診しても『異常なし』と言われる胸のドキドキ──パニック障害」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第60話「救急を受診しても『異常なし』と言われる胸のドキドキ──パニック障害」

第60話「救急を受診しても『異常なし』と言われる胸のドキドキ──パニック障害」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月12日

夜、急に胸がドキドキして、息がしづらくなる。
「このまま倒れてしまうかも」と怖くなって、救急車を呼んだことがある方もいるかもしれません。

検査をして「異常はありませんよ」「様子をみましょう」と言われる。
「じゃあ、この苦しさは何だったの?」という思いだけが、胸の奥に残ってしまうことがあります。

こうした症状の背景には、「パニック障害」と呼ばれる状態が隠れていることがあります。
発作そのものは時間とともにおさまりますが、「また起きたらどうしよう」という不安が続き、電車、スーパー、人の多い場所などがだんだん怖くなってしまうこともあります。

これは「気のせい」でも「気合いが足りない」からでもありません。
こころとからだの両方がびっくりしてしまった、とらえ方を変えれば、
きちんと治療やケアの対象になるこころの不調のひとつです。

お薬で発作を起こりにくくしたり、心理的なケアで「ドキドキとの付き合い方」をいっしょに練習していくこともできます。

夜間救急に行くほどの不安を、ひとりで抱え続けなくて大丈夫です。
もし同じようなことを何度かくり返しているなら、
保谷駅の近くで、日中にゆっくりとお話を伺う心療内科もひとつの居場所になれたらと思います。

「またあの発作が来たらどうしよう」といつも胸がざわついているあなたへ。
そのドキドキの意味を安全に確かめながら、少しずつ、「大丈夫かもしれない」という安心感を取り戻すお手伝いができればと思います。

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