2025年12月13日
――まず「心の安全」を取り戻すという考え方
職場の人間関係がつらくなると、こころは一気に追い込まれます。
「会社に行きたくない」「また怒られる気がする」「もう限界かもしれない」──。
頭の中では、退職するべきか・続けるべきかの二択がぐるぐる回り続け、夜になっても落ち着きません。
眠れないまま朝を迎え、動悸や不安が強くなってしまうこともあります。
こうしたご相談は、心療内科でも多く寄せられています。
いま決めなくていいという選択肢がある理由
つらい状況にいると、冷静な判断はどうしても難しくなります。
不安・疲労・混乱が重なったまま重大な決断をすると、あとで後悔するケースも珍しくありません。
まず守るべきは、あなたの心身の安全です。
最寄り駅に近づくだけで胸がざわつく
上司や同僚の言動に過敏に反応してしまう
ミスではないことまで自分の責任に感じてしまう
家に帰っても頭が休まらず、睡眠が浅い・眠れない
これらは、こころが限界に近づいているサインです。
心療内科でできること──呼吸できる状態に戻るために
職場のストレスや人間関係によるメンタル不調は、心療内科がもっとも得意とする領域のひとつです。
現在のストレス状況の整理
メンタル不調の評価
必要に応じた休職の相談
診断書の発行
会社とのやり取りの整理
働き方の選択肢の検討
「休職」と聞くと退職につながるのでは?と心配される方も多いのですが、実際には、
休むことで視野が広がり、続けられるケースも少なくありません。
休む=退職ではない。続ける=がまんではない。
あなたの状態が整ってくると、自然と選択肢は見えてきます。
部署異動という解決
環境調整で改善するケース
十分な休息のあと継続できるケース
本当に退職が必要な場合も、納得して選べる状態に
いま答えが出なくていい。むしろ、出す必要はありません。
大切なのは、焦らず心が回復するスペースをつくることです。
当院には、
「職場の人間関係でつらい」
「退職すべきか続けるか判断できない」
「会社に行くと動悸がする」
といったご相談が、東京・西東京市・大泉学園・ひばりヶ丘エリアから多く寄せられます。
あなたが自分のペースを取り戻し、
働くことをもう一度ていねいに考えられる状態まで戻れるよう、
こころに寄り添いながらサポートしていきます。
保谷駅前こころのクリニック
