第76話「喪失後にアルコール量が増えるとき──依存になる前にできること」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第76話「喪失後にアルコール量が増えるとき──依存になる前にできること」

第76話「喪失後にアルコール量が増えるとき──依存になる前にできること」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月20日

大切な存在を失ったあと、「眠るために」「考えないために」とお酒の量が増えてしまうことがあります。これは弱さではなく、つらさをやり過ごすための、自然なこころの反応です。

アルコールには、一時的に緊張をゆるめ、感情の波を小さくする作用があるため、喪失直後の苦しさを抑える手段として、無意識に選ばれることがあります。ただし、その効き目は長く続きません。時間が経つと、気分の落ち込みや不安が強まり、眠りも浅くなります。

その結果、「前より飲まないと落ち着かない」という状態に近づいていくことがあります。依存になるかどうかを分けるのは、量よりも役割です。お酒が悲しみから逃げる唯一の手段、感情を感じないためのスイッチになっていると感じたら、注意が必要です。

まずは、「なぜ飲んでいるのか」自分を責めずに考えてみること。眠れないからか、夜が怖いからかひとりになると耐えられないからか理由は、人それぞれです。

そして、お酒以外に少し楽になる時間をつくること、短い散歩、シャワー、誰かとの会話。それだけでも、こころの逃げ道は増えていきます。

喪失の痛みは、アルコールで消せるものではありませんが、誰かと一緒に扱うことはできます。飲む量が気になり始めたときこそ、相談のタイミングかもしれません。

こころの負担を減らす方法は、お酒以外にも、きちんと用意されています。

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