2025年12月24日
睡眠は、こころと体の土台です。土台が揺れると、同じ仕事でも疲れが深く残り、いつもなら受け流せる一言が胸に刺さる。不安が、影のように大きく伸びてしまう。だから眠れるようになっただけで「世界が少しやわらいだ」と感じる方がいるのは、自然なことです。
睡眠の質が上がると、まず感情の波が静まりやすくなります。眠れていない脳は過敏モードになり、イライラや落ち込みが増えます。次に、集中力と判断力が戻ってきて、「決められない」「うまく進まない」がほどけていく。さらに頭痛や胃腸の不調、動悸といった不快感が増幅しにくくなり、人間関係の中で耐える余力も少し戻ります。現実は同じでも、受け止める器が戻るのです。
一方で、睡眠だけでは解けにくい結び目もあります。強いストレスが続く、うつや不安が深まっている、夜勤でリズムが崩れる、睡眠時無呼吸やむずむず脚など身体要因がある、「寝よう」と焦るほど眠れない悪循環。睡眠改善は解決というより、解ける場所まで連れていくこと、と捉えると現実的です。
睡眠の質は長さだけでなく、途中覚醒、眠りの深さの実感、朝の回復感で見ます。まずは①起床時刻を固定②朝の光③寝る直前のスマホを少し減らす。それでも難しい夜が続くなら、「睡眠薬を飲むかどうか」の前に、いまの状態を一緒に言葉にしてみませんか。
その入口を用意しています。
保谷駅前こころのクリニック
