第94話「猫さん吸っちゃう人のこころ」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

〒202-0004東京都西東京市下保谷4丁目14−20いなげや保谷駅前店2階

WEB問診
保谷駅前こころのクリニックサブメインビジュアル

第94話「猫さん吸っちゃう人のこころ」

第94話「猫さん吸っちゃう人のこころ」|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月29日

気づいたら、猫さんの頭や背中に顔をうずめて、すーっと吸っている。
「やばい、今日も吸ってしまった」
そう言いながら、なぜか少しだけ息が深くなる。

猫さんを吸うのは、ただの癖や変な趣味ではありません。
こころが疲れているときほど、私たちは無意識に「安心できる刺激」を探します。
猫さんの匂い、体温、毛のやわらかさ、喉のゴロゴロ。
言葉のいらない情報が、理屈より先に、あなたの神経に届くのです。

「吸う」は、こころの緊張をほどくスイッチ

人のからだは、ストレスが続くとずっとオンになりがちです。
呼吸が浅くなる。肩が上がる。考えが止まらない。
そんなときに、猫さんを抱きしめたり、匂いを感じたりすると、
からだは「いまは安全」と理解しやすくなります。

だから、吸った瞬間だけ呼吸が楽になる。
力が抜ける。涙が出そうになる。
それは、気のせいではなく、あなたがちゃんと休める方向を探しているサインです。

猫さんのゴロゴロは、安心の音

猫さんが喉を鳴らすと、部屋の空気が少しやわらかくなる。
あの音は、「ここにいていいよ」と言われているみたいに感じることがあります。
落ち込んでいるときほど、言葉よりも、体感の安心が効くことがあるのです。

ただ、こういうときは疲れが深いかもしれません

猫さんを吸っている間だけは楽。
でも、それ以外の時間はずっと苦しい。
眠れない、食べられない、仕事や家事が回らない。
「消えてしまいたい」気持ちがふっと出てくる。

こうした状態が続くときは、あなたの根性が足りないのではなく、
こころのエネルギーが底をつきかけているサインかもしれません。
休み方を整えるだけで戻ることもありますし、
専門的なサポートがあるほうが回復が早いこともあります。

猫さんを吸うあなたは、回復のセンスがある

猫さんを吸って、少し息ができる。
それは、あなたのこころが「安心に戻る道」を知っているということです。

今日も、吸ってしまった。
その瞬間だけでも、あなたが安全に戻れたなら。
それは、ちゃんと意味のある回復です。

保谷駅前こころのクリニック

TOP