第65話「問診が、診断の精度に影響する──同じ症状でも、見立てが変わる1/2|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第65話「問診が、診断の精度に影響する──同じ症状でも、見立てが変わる1/2

第65話「問診が、診断の精度に影響する──同じ症状でも、見立てが変わる1/2|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月15日

診断の出発点は、検査より先に「情報」です。
医療において問診(あなたの言葉)は、診断の土台になります。

けれど実際には、来院してから話そうと思うと、うまく伝えられないことがよくあります。緊張していたり、体調が悪いほど、思い出す力は落ちます。だからこそ、受診前に問診を入力していただくことには、診断の精度や治療の調整に直結する価値があります。

同じ「動悸」でも、必要な確認が変わる

たとえば「最近、動悸がする」という相談。
ここから先は、情報が十分かどうかで分岐が大きく変わります。

問診がざっくりだと…

「動悸がします」だけだと、医師は幅広い可能性を同時に考えます。

パニック発作・不安発作
不眠やカフェイン、過労
甲状腺など体の病気
薬の影響(飲み合わせや副作用)
心臓の不整脈 など

もちろん診察で確認しますが、情報が少ないほど「どこから、どの順番で」聞くべきか迷いが生じ、結果的に、必要な説明や調整が間に合いにくくなることがあります。

問診が具体的だと…

一方で、問診にこんな情報が入っているとどうでしょう。

• いつから:3か月前から
• どんな時:電車・会議・夜の布団に入ってから
• 長さ:5分でおさまる/30分続く
• 症状:息苦しさ、手の震え、汗、胸の痛み、めまい
• 背景:睡眠時間、カフェイン量、最近のストレス
• 服薬:飲み始めた薬、増減した薬、飲み忘れ

この時点で、診察の組み立てが変わります。
「まずここを重点的に確認しよう」「この可能性を先に潰そう」「今日の説明はここを厚くしよう」と、診断の地図が描けるからです。

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