第97話 ペットロスを職場でどう伝えるか――「ペットが亡くなりました」と言うだけでは足りないとき【東京・保谷駅前こころのクリニック】|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第97話 ペットロスを職場でどう伝えるか――「ペットが亡くなりました」と言うだけでは足りないとき【東京・保谷駅前こころのクリニック】

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2025年12月30日

上司へメッセージを書きます。

「飼っていた犬が亡くなったため、本日……」

そこで指が止まる。

「飼っていた犬」

間違ってはいません。

けれど、自分が失ったものより、ずっと小さく見える。

「家族が亡くなった」と書くのも違う気がする。

何と伝えれば、この状態を分かってもらえるのか。

職場では、関係の大きさより業務への影響を伝える

全員に悲しみの深さを理解してもらう必要はありません。

必要なのは、仕事に何が起きているかを伝えることです。

「昨夜ほとんど眠れておらず、今日は判断力が落ちています」
「突然涙が出るため、短時間席を外す場合があります」
「重要な確認作業は、可能なら明日へ移したいです」

ペットとの関係を証明しようとすると、説明は長くなります。

職場では、現在の状態と必要な調整を短く伝える方が、現実的な場合があります。

誰に、どこまで話すかは選んでよい

全員に話す必要はありません。

直属の上司だけ。
信頼できる同僚だけ。
理由は詳しく言わず、「家庭の事情」とする。

どれでも構いません。

「ペットを亡くした程度で」と言われることを恐れ、何も言えない方もいます。

しかし、理解されない可能性があることと、黙ってすべてを抱えることは別です。

職場に伝える目的は、悲しみを審査してもらうことではありません。いまの自分が安全に働ける条件を共有することです。

相手が動物との暮らしを理解できなくても、睡眠不足や集中力低下という事実は共有できます。

失った関係の価値を、職場の反応だけで決めないでください。

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