2026年10月10日
友達と会って、楽しく話した。
その場では笑えたし、また会いたいとも思った。
それなのに、帰宅すると気になる。
「あの言い方、少し強かったかな」
「自分ばかり話していなかったかな」
「帰り際、相手の表情が変わった気がする」
布団に入ってからも、会話の一場面を何度も再生してしまう。
『ちいかわ』の仲間たちを見ていると、一緒に過ごせる相手がいることを、うらやましく感じる夜があるかもしれません。自分にも友達はいる。それでも、人と会ったあとに安心して休めない。そのつらさは、外からは見えにくいものです。
楽しかった時間を、夜になると採点してしまう
会話を振り返り、「次はこうしよう」と思うこと自体は、珍しいことではありません。
ただ、振り返っても終わらない。答えが出ないまま同じ場面に戻る。相手の気持ちを確かめようと、メッセージを読み返してしまう。
そんな状態が寝つきを妨げているなら、注目したいのは「会話が上手だったか」だけではありません。考え続けることで、夜の休息が失われていることです。
「楽しかった時間まで、夜中に採点し直さなくていい。」
昼間に笑えていることと、夜に困っていないことは、同じではありません。
起きたことと、想像したことを分けてみる
例えば、「相手の返事が短かった」は、確認できた出来事です。
「自分を嫌いになった」は、そこから浮かんだ推測です。
推測が浮かんだときは、「そう思ったけれど、まだ分からない」といったん区切ってみてください。
次に伝えたいことがあるなら、短くメモしておく。それ以上の結論は、今夜の布団の中で出さなくても構いません。眠る前のメッセージ確認にも区切りをつけてみましょう。
不安への対処では、浮かんだ考えをそのまま事実として受け取らず、見直すことも役立ちます。
相手の気持ちを完全に確かめようとすると、確認作業が終わらなくなることがあります。まずは、自分が休む時間を確保することを目指します。
「人と会った夜だけ眠れない」も、相談のきっかけになります
毎日ではなくても、人と会った夜に繰り返し寝つけなくなる。翌日の仕事に疲れが残る。眠れなくなるのが気になって、会う約束を避け始める。
そうした変化があるなら、睡眠や不安について相談する理由になります。この状態だけで、特定の病気と決まるわけではありません。
診察では、どんな場面で考えが止まらなくなるか、頻度、睡眠への影響、日中の過ごし方などを確認します。状態に応じて、考えへの対処や睡眠習慣の調整、薬物療法などを検討します。
「性格を変えたい」と説明しなくても大丈夫です。
「人と会ったあと、会話を思い返して眠れなくなる」と伝えてください。
友達と会う時間を大切にするために、そのあとの夜も休めるようにしていきましょう。
保谷駅前こころのクリニックでは、睡眠・不安に関するご相談をお受けしています。
当院は完全予約制です。受診をご希望の方は、まずWEB問診に、眠れない場面や頻度、これまでの治療歴をご記入ください。医師が内容を確認し、当院で対応可能と判断した方にWEB予約をご案内します。
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