第52話 休職中の過ごし方|休んでいる自分を責めないために|保谷・大泉学園の心療内科|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第52話 休職中の過ごし方|休んでいる自分を責めないために|保谷・大泉学園の心療内科

第52話 休職中の過ごし方|休んでいる自分を責めないために|保谷・大泉学園の心療内科|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2025年12月08日

休職して最初の月曜日。
いつもの時間に目が覚める。
会社へ行かなくてよいはずなのに、胸が落ち着かない。
同僚はもう働いている。
自分だけが布団にいる。
「こんなに休んでいてよいのだろうか」
「早く元の生活に戻らなければ」
仕事から離れたのに、頭の中では、まだ出勤が続いています。
休職に入ったからといって、すぐに安心して休めるとは限りません。責任感が強い方ほど、休んでいる自分を責め、休職中にも何か成果を出そうとします。
しかし、休職は、失った時間ではありません。
仕事を続けるために使い切った力を、生活へ戻していく時間です。
休職直後は、「休むこと」が難しい
休職に入るまで、緊張感で何とか動き続けていた方もいます。
仕事が止まると、それまで抑えていた疲労が一気に表へ出て、長時間眠ったり、何もする気になれなかったりすることがあります。
「休職したのだから、明日から規則正しく生活しよう」
「運動を始めよう」
「資格の勉強をしよう」
そう考える方もいますが、休職直後から新しい課題をいくつも作る必要はありません。
まずは、
・眠る
・食事を取る
・処方された薬を指示どおりに服用する
・必要な受診を続ける
・無理のない範囲で着替える
・カーテンを開けて朝の光を入れる
それだけで十分な時期があります。
休職直後の目標は、元気になることではありません。
これ以上、消耗を増やさないことです。

一日の評価を「できたことの数」で決めない
休職中には、以前なら簡単にできたことが、できなくなる場合があります。
食事を作れなかった。
散歩へ行けなかった。
部屋を片づけられなかった。
そのたびに、「今日も何もできなかった」と自分を責めてしまいます。
しかし、回復の初期に必要なのは、生産性ではありません。
食事を一回取れた。
薬を飲めた。
受診へ行けた。
昼間に一度カーテンを開けた。
その日の状態によっては、それが必要な行動です。
毎日を合格か不合格かで採点すると、休職中まで仕事と同じ評価軸に追われることになります。
休職中は、何を達成したかだけではなく、前日より消耗を増やさずに過ごせたかを見ることも大切です。
少し落ち着いてきたら、生活に「目印」を置く
睡眠や強い緊張が少し落ち着いてきたら、生活リズムをゆるやかに整えていきます。
最初から一日を細かい予定で埋める必要はありません。
・起きる時刻を大きくずらしすぎない
・起きたらカーテンを開ける
・食事の時間をある程度そろえる
・昼寝が長くなりすぎないようにする
・無理のない範囲で外へ出る
・夜は仕事のメールやSNSから離れる
起床、食事、光、外出など、一日の中にいくつかの目印を置きます。
一度できなかったからといって、失敗ではありません。翌日に、また一つ戻せばよいのです。
休職中の生活は、完璧に整えるものではなく、崩れても戻れる形を作るものです。
調子のよい日に、予定を詰め込みすぎない
少し眠れるようになると、「もう治ったかもしれない」と感じる日があります。
その日に家事、買い物、運動、人との約束をまとめて入れ、翌日から再び動けなくなることがあります。
回復してきたかどうかは、一日だけ活動できたことでは判断できません。
活動したあとに、どの程度疲れるか。
翌日も生活リズムを保てるか。
数日間続けても大きく崩れないか。
そこまで見ていく必要があります。
回復は、「今日は動けた」ではなく、
「動いたあとにも生活が残っている」で測ります。

大きな決断は、少し待つ
休職中には、職場への申し訳なさや復職への不安から、早く結論を出したくなることがあります。
「迷惑をかけるくらいなら退職しよう」
「もう二度と戻れない」
「環境を全部変えなければ治らない」
しかし、強い不眠、不安、抑うつがある時期には、将来を悲観的に捉えやすくなることがあります。
退職など、その後の生活に大きな影響を与える決断は、症状が少し落ち着き、選択肢を比較できる状態になってから検討するほうが安全です。
もちろん、期限のある手続や、すぐに対応しなければならない事情もあります。その場合も、一人で急いで結論を出さず、必要な情報を確認してから判断します。
職場との連絡は、必要な手続を確認する
休職中も、診断書の提出、休職期間の確認、会社からの連絡などが必要になることがあります。
一方で、仕事のメールや職場からの連絡を見るたびに症状が強くなる方もいます。
まずは勤務先の就業規則や指示を確認し、必要な連絡と期限を整理します。
連絡のたびに強い負担が生じる場合には、連絡手段や頻度について、勤務先や主治医へ相談する方法があります。
医療機関は会社との交渉を代行する場所ではありませんが、症状と仕事への影響を確認し、医学的な観点から休養や復職について判断します。
「早く戻らなければ」が回復を急がせる
休職が長くなると、同僚から忘れられるのではないか。復職できなくなるのではないか。評価が下がるのではないか。
そのような不安が強くなることがあります。
しかし、不安を消すためだけに復職を急ぐと、睡眠や活動量が十分に戻らないまま仕事へ戻ることになります。
・休職中に確認したいのは、「早く戻れるか」だけではありません。
・平日の勤務時間に近い時刻に起きられるか
・日中に継続して活動できるか
・読書や事務作業に集中できるか
・外出後に大きく崩れないか
・数日間、生活リズムを維持できるか
復職への不安が完全になくなる必要はありません。
ただし、復職を考えるだけで眠れなくなり、生活が再び崩れる場合には、まだ準備が必要な可能性があります。
休んでいる自分を、毎日裁かない
休職中には、調子のよい日と悪い日があります。
昨日できたことが、今日はできない。
よく眠れた翌日に、また眠れなくなる。
そのたびに、回復が振り出しへ戻ったように感じるかもしれません。
けれど、回復は一直線には進みません。
一日単位で自分を評価せず、睡眠、食事、活動量、疲労から戻るまでの時間が、数週間の中でどう変化しているかを見ます。
休職中に必要なのは、休んでいる自分への判決ではありません。
回復のために、今日の状態を確認することです。

初診をご希望の方へ
休職に入ったものの、どのように過ごせばよいのか分からない方、休んでいることへの罪悪感が強い方、生活リズムが崩れている方、復職を急いでしまう方は、まずWEB問診から現在の状態をお知らせください。
WEB問診には、現在の症状、睡眠や食事の状態、休職を開始した時期、日中の過ごし方、これまでの治療歴、復職予定の有無などをご記入ください。
保谷駅前こころのクリニックは、保谷駅北口の階段前、いなげや保谷駅前店2階にあります。平日夜間、日曜・祝日も診療しています。金曜・土曜は休診です。
当院は完全予約制です。ご記入いただいたWEB問診をもとに医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。
WEB問診を書けば、必ず予約できるという仕組みではありません。
症状の重さ、身体疾患の可能性、これまでの治療歴、必要となる支援、受診目的などによっては、当院よりも他の医療機関のほうが適している場合があります。
当院は小規模なクリニックのため、すべての方、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。
保谷・大泉学園周辺で、休職中の治療、生活リズム、復職時期、診断書について相談したい方は、まずWEB問診から現在の状態をお知らせください。
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