2026年1月30日
日曜の夕方。
窓の外が少し暗くなっただけで、胸の奥が重くなる。
まだ休日は終わっていないのに、頭の中では翌日の仕事が始まっている。
明日の会議。
返していないメール。
上司の表情。
途中になっている仕事。
布団に入ってからも考えが止まらず、眠れないまま月曜日の朝を迎える。
それでも、起きる。
身支度をして、電車に乗り、会社へ行く。
周囲から見れば、いつもどおりです。
けれど、仕事の合間や帰りの電車で、心療内科やメンタルクリニックを検索している。
日曜の夜に検索して、月曜の朝には画面を閉じる。
その繰り返しになっていませんか。
月曜日に出社できるから、受診を迷ってしまう
仕事には行けている。
欠勤もしていない。
頼まれた仕事も、何とか終わらせている。
だから、
「受診するほどではない」
「もっと大変な人が行く場所だ」
「自分が甘えているだけかもしれない」
と考えてしまいます。
しかし、出社できていることだけでは、心身に余力が残っているかどうかは分かりません。
責任感や緊張感で月曜日を乗り切り、その反動で平日の夜や休日に動けなくなっている場合もあります。
月曜日に出社できたことは、日曜の夜が大丈夫だった証明にはなりません。
なぜ日曜の夜になると憂うつになるのか
日曜夜の憂うつには、いくつかの要因が関係します。
翌日の仕事を先に体験している
月曜日に起きることを想像し、まだ起きていない出来事へ身体が反応することがあります。
「また注意されるかもしれない」
「会議で失敗するかもしれない」
「仕事が終わらないかもしれない」
このような予期不安が続くと、胸のざわつき、動悸、息苦しさ、吐き気などが現れる場合があります。
身体は日曜日の部屋にいても、頭の中では月曜日の職場にいる状態です。
休日と平日で睡眠時間がずれている
休日に遅くまで眠り、日曜の朝も起床時刻が遅くなると、夜になっても十分な眠気が生じないことがあります。
「明日は早く起きなければ」と焦るほど目が覚め、眠れないことへの不安がさらに強くなります。
日曜夜の不眠には、仕事への不安だけでなく、休日にずれた生活リズムが重なっている場合もあります。
職場への負担が解決しないまま残っている
業務量、人間関係、配置変更、長時間労働など、職場に具体的な負担がある場合、休日だけでは十分に回復できないことがあります。
金曜の夜に少し楽になっても、日曜日になると、同じ環境へ戻ることが現実味を帯びてきます。
「誰にでもあること」で終わらせなくてよい場合
日曜の夜に少し気分が重くなることは、珍しいことではありません。
それだけで病気と決まるわけでもありません。
ただし、次のような変化が毎週繰り返されている場合には、単なる気分の問題として放置せず、現在の状態を確認する意味があります。
・日曜の夕方から強い不安や落ち込みが始まる
・月曜日のことを考えて眠れない
・日曜夜に動悸、吐き気、腹痛が起きる
・月曜朝、布団から起き上がれない
・通勤電車に乗ることが怖くなってきた
・仕事中に集中できず、確認やミスが増えた
・平日の夜も仕事のことが頭から離れない
・休日のほとんどを眠って過ごしている
・食欲が落ちた、または飲酒量が増えた
・心療内科の受診を何度も考えている
見るべきなのは、日曜の夜だけではありません。
睡眠、食事、通勤、仕事の正確さ、平日の生活、休日の回復まで含めて、以前からどの程度変化しているかを確認します。
心療内科を受診したら、すぐ休職になるわけではありません
「心療内科を受診すると、仕事を休むように言われるのではないか」
そう考えて、受診をためらう方がいます。
しかし、受診したからといって、必ず休職になるわけではありません。
診察では、主に次のような点を確認します。
・日曜夜の不安や落ち込みがいつから続いているか
・平日の睡眠や食事に影響が出ているか
・動悸、吐き気、息苦しさなどの身体症状があるか
・通勤や勤務にどの程度影響しているか
・休日に休むことで回復できているか
・働きながら治療を始められる状態か
・一定期間の休養が必要な状態か
状態に応じて、睡眠や不安への治療、生活リズムの調整などを検討します。
一方で、眠れない状態が続き、通勤や仕事、日常生活への影響が大きい場合には、休養や休職を検討することもあります。
まず確認したい、日曜夜の過ごし方
日曜夜の憂うつが比較的軽く、仕事や生活への大きな影響がまだない場合には、生活リズムを確認します。
・休日も起床時刻を遅らせすぎない
・日中に適度に身体を動かす
・夕方以降の長い昼寝を避ける
・寝酒で眠ろうとしない
・布団の中で仕事のメールを確認し続けない
・月曜に行うことを短く書き出し、頭の中だけで考え続けない
すべてを一度に行う必要はありません。
ただし、生活を整えても毎週同じ状態が続く場合や、すでに通勤や勤務に影響が出ている場合には、セルフケアだけで長く我慢しないことも大切です。
「まだ出社できる」と「このまま続けられる」は違う
月曜日に会社へ行けていると、自分の不調を小さく扱ってしまいます。
けれど、毎週日曜日になると眠れず、月曜朝は気力だけで身体を動かし、仕事中も余裕がない。
その状態が続いているのであれば、「出社できているか」だけではなく、「出社を続けることで何が崩れているか」を見る必要があります。
「まだ出社できる」と、
「このまま出社を続けられる」は、同じではありません。
初診をご希望の方へ
日曜の夜になると強い不安や落ち込みが始まる方、月曜日のことを考えて眠れない方、出勤前に動悸や吐き気が起きる方、仕事を続けながら受診したい方は、まずWEB問診から現在の状態をお知らせください。
WEB問診には、日曜夜から月曜朝に起きる症状、睡眠や食事の状態、通勤や勤務への影響、欠勤・遅刻・早退の状況、これまでの治療歴、休職や診断書についての希望などをご記入ください。
保谷駅前こころのクリニックは、保谷駅北口の階段前、いなげや保谷駅前店2階にあります。平日夜間、日曜・祝日も診療しています。金曜・土曜は休診です。
当院は完全予約制です。ご記入いただいたWEB問診をもとに医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。
WEB問診を書けば、必ず予約できるという仕組みではありません。
症状の重さ、身体疾患の可能性、これまでの治療歴、必要となる支援、受診目的などによっては、当院よりも他の医療機関のほうが適している場合があります。
当院は小規模なクリニックのため、すべての方、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。
保谷・大泉学園周辺で、日曜夜の憂うつ、不眠、動悸、不安、適応障害、休職や診断書について相談したい方は、まずWEB問診から現在の状態をお知らせください。
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