第432話 日曜日の夜になると、会社で言われた嫌な言葉を思い出してしまう方へ–月曜日の出勤前から気分が重くなるとき」【ひばりヶ丘・保谷・大泉学園】|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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第432話 日曜日の夜になると、会社で言われた嫌な言葉を思い出してしまう方へ–月曜日の出勤前から気分が重くなるとき」【ひばりヶ丘・保谷・大泉学園】

第432話 日曜日の夜になると、会社で言われた嫌な言葉を思い出してしまう方へ–月曜日の出勤前から気分が重くなるとき」【ひばりヶ丘・保谷・大泉学園】|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年6月07日

日曜日の昼までは、まだ大丈夫だった。

買い物にも行った。

昼食も食べた。

少し昼寝もした。

ところが夕方になる。

窓の外が少し暗くなってくる。

そこで、先週会社で言われた一言が戻ってくる。

「あの人と、明日また会うのか」

「また同じことを言われるかもしれない」

「先週の件を、また聞かれるかもしれない」

土曜日には「先週の出来事」だったものが、

日曜日の夕方になると、

「明日起きるかもしれないこと」

に変わる。

私は、この変化を診察で大切にしています。

過去の記憶が、未来の予告に変わる。

日曜日の夜には、そんなことが起きる場合があります。

日曜日になると、記憶の「時制」が変わる

先週、上司から強く注意された。

これは過去に実際に起きたことです。

土曜日に思い出したとしても、

「あのとき嫌だった」

という記憶です。

ところが日曜日の夕方になると、

「明日もまた言われるかもしれない」

「明日どう接すればいいのだろう」

「会社に行ったら、またあの空気になるかもしれない」

と変わっていきます。

つまり、先週の出来事を思い出しているだけではありません。

まだ起きていない月曜日を、頭の中で先に始めています。

ここが、単なる「嫌な記憶」と「日曜日の予期不安」の境目です。

月曜日の準備と、月曜日の予行演習は違います

月曜日のために、

服を準備する。

鞄を確認する。

必要な資料を見る。

目覚ましをかける。

これは準備です。

終わりがあります。

しかし、

「明日また怒られたらどうしよう」

「こう言われたら何と答えよう」

「その答えでさらに怒られたらどうしよう」

という予行演習には、なかなか終わりがありません。

一つの場面を考えると、次の場面が出てくる。

一つ答えを考えると、さらに別の可能性が出てくる。

気づけば、日曜日の夜なのに、頭の中では何度も月曜日をやっています。

私は、

「月曜日の準備と、月曜日の予行演習は分ける」

という考え方が使いやすいと思っています。

準備には終わりがあります。

相手がどう動くか分からない予行演習には、終わりがありません。

月曜日を、日曜日に一晩前倒ししない

日曜日の夜に仕事を考え続けると、

月曜日はまだ来ていないのに、気持ちはすでに会社にいます。

夕食中も。

入浴中も。

布団に入ってからも。

まだ存在しない月曜日に、自分の時間を使っています。

私は、

「月曜日を、日曜日に一晩前倒ししない」

という考え方も大切だと思っています。

明日の相手の機嫌。

明日の会話。

明日の仕事量。

明日起きる出来事。

まだ起きていないものまで、今日の自分が全部引き受ける必要はありません。

「また言われる」は、まだ事実ではありません

先週、上司から強い口調で注意された。

これは事実です。

そこから、

「明日も絶対に怒られる」

と考える。

これは、まだ未来の予測です。

もちろん、本当にまた何か言われる可能性はあります。

だから、

「絶対に大丈夫」

と無理に考え直す必要はありません。

大切なのは、

先週実際に起きたことと、

明日起きると予測していることを、

一つの事実として扱わないことです。

診察室でも、

「実際に何を言われましたか」

と、

「明日は何が起きると思っていますか」

を分けて聞くことがあります。

この二つを分けるだけでも、頭の中で何が起きているのかが見えやすくなります。

日曜日の夜に、人生の結論まで出さなくてよい

不安が強くなると、

「明日行きたくない」

から、

「この仕事は向いていない」

「会社を辞めた方がいい」

「もう働けないかもしれない」

まで一気に考えることがあります。

しかし、日曜日の夜に、

退職するか。

休職するか。

仕事を続けられるか。

という結論まで出す必要はありません。

私は、

「日曜日の夜に、月曜日以降の人生まで決めなくてよい」

と思っています。

今日考えること。

明日にならないと分からないこと。

診察で一緒に整理した方がよいこと。

そこを分けるだけでも構いません。

私は「何時から月曜日が始まるか」を聞くことがあります

「日曜日の夜がつらい」と言われたとき、

私は時間帯を聞くことがあります。

朝からつらいのか。

昼までは比較的普通なのか。

午後4時ごろから会社を思い出すのか。

夕食後なのか。

布団に入ってからなのか。

ここには重要な違いがあります。

日曜日の17時ごろから急に会社のことを考え始める。

夕食後に仕事のメールを見ると、一気に不安が強くなる。

布団に入ると先週の会話を再生し始める。

人によって、月曜日が頭の中へ入ってくる時刻は違います。

私は、

「月曜日は、何時からあなたの中に入ってきますか」

という見方をすることがあります。

カレンダーの月曜日は午前0時からです。

でも、こころの月曜日は、それより早く始まることがあります。

「日曜だから憂うつ」で片づけなくてもよいとき

日曜日の夜に少し気が重くなること自体は珍しくありません。

しかし、

毎週同じように先週の出来事を思い出す。

夕方から強い不安が出る。

「明日また言われる」と何度も考える。

動悸や吐き気が出る。

布団に入っても職場の場面を考え続ける。

月曜日の朝には、すでに疲れている。

こうした状態が続いているのであれば、

「誰でも月曜日は嫌だから」

だけで片づけずに、一度状態を整理してみてもよいと思います。

WEB問診には「日曜日に何が変わるか」を書いてください

会社で言われた会話をすべて詳しく書く必要はありません。

むしろ、

先週の出来事が日曜日になるとどう変わるのかを書いてください。

例えば、

「先週、上司から強く注意されました。土曜日は比較的大丈夫ですが、日曜日の17時ごろからその場面を思い出し、明日また同じことを言われるのではないかと考え始めます。寝つきも悪くなります」

そのくらいで十分に重要な情報です。

土曜日はどうなのか。

日曜日の何時ごろから変わるのか。

何を思い出すのか。

そこから何を予測するのか。

その流れを、そのまま書いてください。

当院は完全予約制です。

ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。

予約枠が限られる小規模クリニックのため、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。

「先週の出来事が、日曜日になると明日の予告に変わる」

そう感じる方は、

日曜日の何時ごろから変わるのか、そのままWEB問診に書いてみてください。

保谷駅前こころのクリニック第423話【日曜・祝日も診療】休日になっても会社で言われた嫌な言葉が頭から離れない方へ―休みの日も仕事のことを考えてしまい、疲れが取れないとき【ひばりヶ丘・保谷・大泉学園】

やっと休日になった。

目覚ましをかけなくてもいい。

会社にも行かなくていい。

それなのに、朝起きてしばらくすると、会社で言われた嫌な一言が浮かんでくる。

コーヒーを飲んでいても思い出す。

買い物をしていても思い出す。

テレビを見ていても、途中から内容が入ってこない。

そして夕方になると、

「今日、何もしていないのに疲れた」

と感じる。

診察室でこういう話を聞くと、私は何時間休んだかだけではなく、

「その休日で、どのくらい自分が戻ってきましたか」

と考えることがあります。

休日の長さと、回復した量は同じではないからです。

カレンダーが休みでも、頭の中まで休みとは限りません

土曜日。

日曜日。

祝日。

カレンダー上では休みです。

しかし、人の頭はカレンダー通りには切り替わってくれません。

上司から言われた言葉。

会議で注意された場面。

同僚の表情。

その場で言い返せなかったこと。

それらが何度も戻ってくると、身体は自宅にいても、気持ちは何度も職場へ連れ戻されます。

「会社へ行っていない」

ことと、

「会社から離れて休めている」

ことは、同じではありません。

休日はある。

でも、回復する時間が少ない。

そんな状態があります。

「何もしなかったのに疲れた」を、休み方の問題だけにしない

「休日はずっと家にいました」

「かなり寝ました」

「何もしていないのに疲れが取れません」

こう話されることがあります。

このとき、

「もっと休めばよい」

だけでは説明しきれない場合があります。

身体は止まっていても、頭の中で仕事が何度も再開しているからです。

横になりながら上司との会話を再生する。

入浴しながら次に何を言われるか考える。

昼寝から起きた瞬間に仕事を思い出す。

これでは、時計の上では何時間休んでいても、

「休んだ感じがしない」

ということがあります。

私は「休んだか」より「休んだ後」を見ることがあります

診察では、休日に何をしたかだけでなく、

以前の休日と比べてどう変わったかを見ることがあります。

以前は昼まで寝れば少し元気になった。

友人に会えた。

買い物に行けた。

映画を見ている間は仕事を忘れられた。

ところが今は、

何をしていても途中から仕事を考える。

予定を入れたくなくなる。

好きだったことにも集中できない。

日曜日の夕方になっても、疲れがほとんど減っていない。

私はここを気にします。

「一日休んだか」ではなく、

「一日休んで、自分がどれくらい戻ったか」

です。

休日を「仕事を一度も考えなかったか」で採点しない

休日に会社のことを一度思い出したからといって、

「また考えてしまった」

「今日は休めなかった」

と、その休日全体を失敗にしなくてもよいと思います。

嫌な出来事があれば、思い出すことはあります。

大切なのは、

一度も思い出さなかったかではなく、

思い出したあと、自分の時間に戻れたか。

です。

会社のことを思い出した。

でも、そのあと食事に戻れた。

散歩に戻れた。

テレビの続きを見られた。

誰かとの会話に戻れた。

昼寝ができた。

それなら、休日の全部を会社に渡したわけではありません。

私は、

「休日を守るとは、会社を一度も思い出さないことではなく、思い出しても自分の時間に戻ってこられること」

だと考えています。

休みを使ったのに、回復量が増えないとき

気になるのは、

何をしても仕事に戻ってしまう。

気づけば長い時間、同じ会話を考えている。

眠っても回復した感じがしない。

以前好きだったことにも集中できない。

休日の終わりにも、疲れがほとんど減っていない。

そんな状態が続くときです。

例えば金曜日の夜の疲れを10とします。

日曜日の夕方には5くらいまで戻っているのか。

まだ9なのか。

厳密に点数をつける必要はありません。

ただ、

「休みを使ったのに、回復量が増えていない」

ということは、大切な情報です。

休日は、ただ仕事をしない日ではありません。

自分の生活へ戻る日でもあります。

会社で起きた数秒の出来事に、休日全部を貸し出さない

会社で嫌なことを言われれば、考えるのは自然です。

無かったことにする必要もありません。

許す必要もありません。

ただ、その数秒の出来事に、

土曜日の朝。

日曜日の昼。

食事の時間。

好きなことをする時間。

眠る前の時間。

まで全部使わせる必要はありません。

私は、

「会社で起きた数秒の出来事に、休日を丸ごと貸し出さない」

という考え方も大切だと思っています。

考える時間と、回復する時間を同じにしない。

休日の一部を、自分に返していく。

それでよいのです。

WEB問診には「休日がどう変わったか」を書いてください

会社で何を言われたかを、最初から最後まで詳しく書く必要はありません。

診療では、その後に起きている変化も重要です。

例えば、

「平日は仕事に行っていますが、休日になっても上司から言われたことを何度も思い出します。予定を入れずに休んでも疲れが取れず、以前好きだったことにも集中できなくなりました」

そのくらいで十分です。

以前の休日と、今の休日で何が変わったのか。

休んだ後に少し戻った感じがあるのか。

そこを、そのまま書いてください。

当院は完全予約制です。

ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。

予約枠が限られる小規模クリニックのため、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。

「休日はあるのに、回復した感じがしない」

そう感じる方は、

今の休日が以前とどう変わったのか、そのままWEB問診に書いてみてください。

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