2026年6月09日
ワールドカップのような大きなスポーツイベントが近づくと、試合時間や観戦予定が気になり、生活リズムが少しずつ変わってくることがあります。
大会が始まると、夜遅くまで試合を見たり、試合後もニュースやハイライトを確認したりして、気づくと夜更かしが続いてしまうことがあります。
応援しているチームの試合。
劇的なゴール。
PK戦。
試合後の解説。
SNSでの反応。
翌日のハイライト。
楽しいはずの時間なのに、寝る時間が後ろにずれ、布団に入っても頭が冴えてしまう。
そのような状態が続くと、単なる寝不足ではなく、睡眠リズムそのものが乱れて、眠れない、朝起きられない、日中に集中できないといった形で生活に影響してくることがあります。
ワールドカップの夜更かしで、睡眠リズムは乱れやすくなります
ワールドカップ期間中は、試合時間に合わせて生活が後ろにずれやすくなります。
夜遅くまで起きる。
試合後もスマホで結果や解説を見てしまう。
寝る直前まで興奮が続く。
朝起きる時間が遅くなる。
昼間に眠気が残る。
仕事や学校への集中力が落ちる。
こうしたことが重なると、体が「夜に眠り、朝に起きる」というリズムを保ちにくくなります。
一晩だけの夜更かしであれば、自然に戻ることもあります。
しかし、夜更かしが何日も続くと、試合のない日でも寝つきにくくなったり、朝起きにくくなったりすることがあります。
「大会が終われば戻るだろう」と思っていても、睡眠リズムが思ったように元に戻らないことがあります。
興奮して寝られない状態が続くこともあります
スポーツ観戦では、感情が大きく動きます。
うれしい。
悔しい。
緊張する。
次の試合が気になる。
結果を何度も確認してしまう。
試合が終わっても、脳がすぐに休息モードに入れるとは限りません。
布団に入っても頭が冴えている。
目を閉じても試合の場面を思い出す。
スマホでニュースやSNSを見返してしまう。
「明日も仕事なのに眠れない」と焦る。
このような状態になると、体は疲れているのに、頭だけが覚醒したままになり、寝つきにくくなることがあります。
最初は楽しい興奮だったものが、数日続くうちに「眠れないことへの不安」に変わっていくこともあります。
朝起きられない状態が続くと、日中にも影響が出ます
夜更かしが続くと、朝起きることがつらくなります。
目覚ましをかけても起きられない。
起きても頭が重い。
午前中に集中できない。
仕事や学校に行く前から疲れている。
出勤前に動悸や不安が出る。
日中に眠気が強く、夕方以降にまた目が冴える。
このような状態が続くと、睡眠リズムの乱れが、生活全体に影響していきます。
ワールドカップを楽しみたいだけだったはずなのに、気づくと、仕事、学校、家事、通勤、翌日の予定に支障が出ている。
その段階では、単に「早く寝ればよい」という話だけでは整理しにくくなっていることがあります。
「元に戻そう」と焦るほど眠れなくなることがあります
夜更かしが続いたあとに、
「早く睡眠リズムを元に戻さないと」
「今日は絶対に寝ないと」
「明日仕事だから失敗できない」
「また朝起きられなかったらどうしよう」
と思うほど、かえって眠れなくなることがあります。
睡眠は、力を入れて頑張るほど入りにくくなる面があります。
特に、もともと不眠、不安、動悸、緊張しやすさがある方では、ワールドカップ観戦をきっかけに、睡眠の乱れが長引くことがあります。
単なる夜更かしだと思っていたものが、不眠、不安、日中のだるさ、仕事への影響につながっていくことがあります。
ロゼレムという選択肢について
睡眠リズムの乱れや寝つきの悪さが続く場合、外来では睡眠の状態を確認したうえで、薬物療法を検討することがあります。
その選択肢のひとつに、ロゼレムがあります。
ロゼレムは、一般名をラメルテオンといい、メラトニン受容体に作用する睡眠薬です。
いわゆる強く眠らせるタイプの睡眠薬とは異なり、睡眠・覚醒リズムに関わる仕組みに働きかける薬として使われます。
保険診療上の効能・効果は、「不眠症における入眠困難の改善」です。
そのため、ワールドカップによる夜更かしのあとに、
寝つきが悪い。
布団に入っても眠れない。
睡眠リズムが後ろにずれて戻らない。
朝起きられず、仕事や学校に影響している。
このような状態が続いている場合には、現在の睡眠リズム、不安や動悸の有無、日中の生活への影響を確認したうえで、必要に応じてロゼレムを含めた治療方針を検討することがあります。
ただし、ロゼレムがすべての不眠に合うわけではありません。
不眠の背景には、不安、うつ状態、ストレス、生活リズムの乱れ、他の薬の影響などが関係していることもあります。
そのため、薬だけを先に決めるのではなく、まず現在の状態を外来で確認することが大切です。
こんな状態が続く場合は注意が必要です
ワールドカップ期間中の夜更かしそのものが、すぐに問題になるわけではありません。
ただし、次のような状態が続く場合は、睡眠リズムの乱れだけでなく、不眠や不安が関係していることがあります。
布団に入ってもなかなか眠れない
試合のない日でも寝つけない
朝起きる時間が大きくずれている
目覚ましをかけても起きられない
昼夜逆転に近くなっている
日中の眠気やだるさが強い
仕事や学校に集中できない
動悸やそわそわ感がある
「また眠れないのでは」と不安になる
楽しいイベントがきっかけでも、不眠が続くと、心身の負担は少しずつ積み重なります。
「もう少し様子を見れば戻るはず」と思っているうちに、睡眠リズムがさらに乱れてしまうこともあります。
睡眠リズムが戻らないときは、外来で状態を確認することもあります
不眠には、睡眠リズムの乱れだけでなく、不安、緊張、うつ状態、自律神経症状などが関係していることがあります。
ワールドカップをきっかけに寝られなくなったように見えても、実際には、もともとの疲労やストレスが背景にあることもあります。
外来では、寝つき、途中で目が覚めるか、朝早く起きてしまうか、朝起きられるか、日中の眠気、仕事や学校への影響、不安や動悸の有無などを確認しながら、現在の状態を整理します。
不眠、不安、動悸、そわそわ感、朝起きられない状態などは、状態によっては、生活を保ちながら負担を下げる方法を検討できる場合があります。
必要に応じて、睡眠リズムを整える治療や、ロゼレムを含む薬物療法など、現実的な治療方針を検討することもあります。
すべてを自分の努力だけで戻そうとしなくてもよい場合があります
睡眠リズムの乱れは、「自分の意思が弱いから」「夜更かしした自分が悪いから」と考えられがちです。
もちろん、生活リズムを整える意識は大切です。
ただ、すでに眠れない日が続いている場合や、朝起きられない状態が続いている場合、すべてを自分の努力だけで抱え込む必要はありません。
不眠や朝のつらさが続くと、仕事や学校を続けながら整えること自体が難しくなることがあります。
そのようなときは、今の睡眠の状態、不安や動悸の有無、日中の生活への影響を確認し、外来で現実的な治療方針を検討することがあります。
保谷駅前で、不眠について相談できます
ワールドカップのような大きなイベントは、楽しい一方で、夜更かしが続きやすく、睡眠リズムを崩しやすい時期でもあります。
数日で戻る不眠であれば問題にならないこともあります。
しかし、眠れない日が続く、朝起きられない、リズムが元に戻らない、翌日の仕事や学校に影響している、動悸や不安が出ている場合は、早めに状態を確認することが大切です。
保谷駅前こころのクリニックでは、不眠、不安、動悸、気分の落ち込み、仕事や生活への影響について、WEB問診をもとに現在の状態を確認しています。
必要に応じて、睡眠リズムを整える治療や、ロゼレムを含めた薬物療法など、生活を保ちながら整えるための現実的な治療方針を検討することがあります。
当院は、西武池袋線・保谷駅北口すぐ、いなげや保谷駅前店2階にあります。
雑居ビルではなく、清潔なスーパーの2階にあるため、初めての方でも場所をイメージしやすい立地です。
ひばりヶ丘・大泉学園方面からも、西武池袋線で通いやすい場所にあります。
ワールドカップによる夜更かし、不眠、朝起きられない状態、睡眠リズムの乱れが続いている方は、まずWEB問診から現在の状態をご入力ください。
保谷駅前こころのクリニック
