夏休みの終わりが近づくと眠れない方へ|新学期前の動悸・不安と休職相談|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

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夏休みの終わりが近づくと眠れない方へ|新学期前の動悸・不安と休職相談

夏休みの終わりが近づくと眠れない方へ|新学期前の動悸・不安と休職相談|保谷駅前こころのクリニック|西東京市「保谷駅」北口すぐの心療内科

2026年8月20日

8月の終わりが近づくと、急に眠れなくなる。

まだ新学期は始まっていないのに、朝になると胸が苦しい。

職員室に入る場面を想像しただけで、動悸がする。

授業準備、時間割、学級のこと、保護者対応、校務分掌。

頭の中では、すでに新学期が始まっています。

夏休み中は何とか動けていたのに、始業日が近づくほど調子が悪くなる方がいます。

それは、休んだから怠け癖がついたわけではありません。

身体が、新学期を「これから始まる予定」ではなく、「もう始まっている負荷」として受け取り始めているのかもしれません。

カレンダーより先に、身体が新学期を始めてしまう

8月末になると、勤務の予定が少しずつ具体的になります。

出勤時刻を確認する。

授業の準備をする。

連絡事項を見る。

保護者への説明を考える。

職員室で顔を合わせる人を思い浮かべる。

こうした一つひとつが、前の学期に蓄積した緊張を呼び戻すことがあります。

すると、実際には自宅にいるのに、身体はすでに勤務中のような状態になります。

夜になっても頭が止まらない。

布団に入ると明日の段取りを考える。

途中で何度も目が覚める。

朝方になると胸がざわつく。

食欲がなくなり、吐き気や腹痛が出る。

新学期が怖いという言葉にはできなくても、身体が先に反応していることがあります。

「まだ始まってもいないのに」と思うかもしれません。

しかし、こころの負荷は、始業式の日付に合わせて始まるとは限りません。

予定が現実味を帯びた時点から、身体の緊張は始まります。

夏休みに回復したように見えても、負荷が消えたとは限らない

学校が落ち着いている時期には、少し眠れるようになることがあります。

朝の動悸が減り、食事も取れる。

家族と出かけることもできる。

そのため、「もう大丈夫」「新学期も何とかなる」と考えます。

ところが、8月末になると症状が戻ってくる。

これは、回復がすべて無駄になったという意味ではありません。

仕事から離れていたことで、一時的に警戒反応が弱まっていた可能性があります。

負荷の中心が残ったまま勤務の場面が近づけば、再び不眠や動悸が出ることがあります。

休めたかどうかだけでなく、「仕事を具体的に想像したときに身体がどう反応するか」を見ることが重要です。

休み中の元気だけで、新学期を乗り切れるかどうかを判断しないほうがよい場合があります。

「頑張れます」と言える人ほど、判断が遅れることがある

学校で働く方は、簡単には仕事を休めないと考えがちです。

自分が休めば、代わりの人が必要になる。

学級や授業に影響が出る。

同僚の負担が増える。

保護者への説明も必要になる。

そのため、診察室でも最初は「行こうと思えば行けます」「始まれば何とかなると思います」と話されることがあります。

しかし、詳しく確認すると、

夜中まで仕事のことを考えている
朝になると動悸や吐き気がある
出勤経路を考えると涙が出る
休日も回復した感じがしない
家事や入浴まで難しくなっている
家族との会話が減っている

という状態になっていることがあります。

「出勤できる」と「安全に働き続けられる」は、同じではありません。

教室に立てるかどうかだけでなく、そのために睡眠、食事、家庭生活をどこまで削っているかを見る必要があります。

管理職に相談しても、仕事が減らないことがある

勇気を出して負担を伝えても、「あと少しだから」「みんな大変だから」「無理せず頑張って」と言われることがあります。

励ましはあっても、担当業務、保護者対応、校務分掌、授業準備などの具体的な負担が変わらなければ、身体にかかる圧力は変わりません。

相談したのに楽にならなかったとき、「自分の伝え方が悪かった」「もっと深刻にならないと休めない」と考えてしまう方もいます。

しかし、必要なのは気持ちをもう一度強く訴えることだけではありません。

現在の症状、勤務への影響、生活機能の低下を整理し、医学的にどの程度の負荷調整が必要なのかを検討することです。

こころの不調は、説明の熱量ではなく、症状と生活への影響から考えます。

新学期が始まってから受診すればよい、とは限らない

始業日までは、まだ数日ある。

実際に出勤してみないと分からない。

初日だけは行かなければならない。

そう考えて、受診を先延ばしにする方もいます。

もちろん、緊張があっても勤務を始めると落ち着く場合はあります。

一方で、すでに眠れない日が続き、朝の動悸、吐き気、涙、強い疲労が出ている場合、始業後の負荷によって急速に悪化することもあります。

新学期が始まってから限界を確認する必要はありません。

「倒れるまで働けた」という事実は、働ける状態だった証明にはならないからです。

8月末の時点で一度状態を整理しておけば、

勤務を継続できそうか
負担を減らす必要があるか
短期間の休養が必要か
薬による治療を検討するか
休職や診断書について相談する段階か

を、始業後に追い詰められてからではなく、少し余裕のある時点で考えられます。

休職するかどうかは、最初から決めていなくてもよい

受診したら、すぐに休職を勧められるのではないか。

診断書を書かれたら、もう学校には戻れないのではないか。

そのように心配して、相談をためらう方もいます。

しかし、受診前に「働き続ける」か「休職する」かを一人で決め切る必要はありません。

まず確認したいのは、

どのくらい眠れているか
食事や入浴ができているか
朝にどのような症状が出るか
勤務を考えたときに何が起こるか
休日にどの程度回復するか
仕事以外の生活にも影響が広がっているか

という現在の状態です。

休職は、仕事から逃げるための結論ではありません。

悪化を止め、再び判断できる状態を取り戻すための治療手段になることがあります。

外来では、三つの層に分けて考えます

当院では、仕事のストレスによる不眠、不安、動悸、抑うつ状態について、主に三つの層に分けて整理します。

一つ目は、薬で整える部分です。

眠れない状態や強い不安が続いている場合、必要に応じて薬物療法を検討します。

二つ目は、考え方や行動を整える部分です。

夜中まで仕事の準備を続ける、休日も連絡を確認する、眠れないまま布団の中で翌日の対応を考え続けるといった状態を整理します。

三つ目は、環境調整を考える部分です。

勤務を続けるのか、負担軽減を相談するのか、一定期間休むのか。症状の程度と生活への影響を踏まえて検討します。

薬だけで職場の負荷を消すことはできません。

一方で、環境だけを変えれば、その日の夜から眠れるとも限りません。

身体、考え方や行動、勤務環境を分けて考えると、何から手をつければよいのかが見えやすくなります。

8月末に受診を考えたいサイン

次のような状態がある場合は、新学期が始まるまで我慢するのではなく、精神科や心療内科への相談を検討してください。

数日以上、仕事のことを考えて眠れない
朝になると動悸、吐き気、腹痛がある
始業日が近づくほど症状が強くなっている
出勤する場面を想像すると涙が出る
食欲が落ち、体重も減ってきた
入浴や家事が後回しになっている
休日にも仕事のことが頭から離れない
仕事を続けるか休職するか、一人では判断できない

大切なのは、症状の数を数えることではありません。

以前の自分と比べて、睡眠、食事、朝の支度、家庭生活、勤務準備がどの程度変化したかを見ることです。

新学期を迎える準備は、教材や予定表だけではありません

新学期の準備というと、授業や学級、行事の準備を思い浮かべるかもしれません。

しかし、自分の心身が新学期を迎えられる状態かを確認することも、準備の一つです。

責任感が強い人ほど、自分の状態確認を最後に回します。

子どもたちのことを考える。

保護者への説明を考える。

同僚への影響を考える。

そして、自分の睡眠や体調が置き去りになります。

けれども、自分を後回しにして働き続けることと、責任を果たすことは同じことではありません。

こころの余力は、最後まで使い切ってから再充填するものではありません。

まだ判断できるうちに立ち止まることが、長く働き続けるために必要となることがあります。

当院では、仕事や学校生活に伴って生じた不眠、不安、気分の落ち込み、動悸などについて、現在の症状と生活への影響を整理します。

当院は完全予約制です。

ご記入いただいたWEB問診をもとに、医師が内容を確認し、当院でお力になれると判断した場合に、WEB予約をご案内します。

予約枠が限られる小規模クリニックのため、すべてのご相談をお引き受けできるわけではありません。

WEB問診には、眠れない期間、朝に出る症状、勤務への影響、服薬歴、休職や診断書について相談したいことをご記入ください。

新学期が始まってから限界を確かめるのではなく、8月末の今の状態を、まず言葉にしてみてください。

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